行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478210383
  • NDC分類 338.12
  • Cコード C1033

出版社内容情報

投資家の意思決定に一定のルールはあるのか? 最新の金融理論として注目を集める「行動ファイナンス」を平易に解き明かす。

内容説明

投資家の意思決定が非合理的なのはなぜか?金融理論と心理学の融合が、その謎を解き明かす―。欧米で大いに注目を集める新たな金融理論を、実践的かつ理論的に説いた初めての書。

目次

第1章 市場の予測と投資家の心理―ファンダメンタル分析、テクニカル分析、そして行動ファイナンス
第2章 投資家の行動は、本当に合理的か?―欲望がもたらす非合理的な現実
第3章 市場参加者は、膨大な情報をいかに処理するか?―「ヒューリスティック」による意思決定
第4章 投資家は、利益と損失をいかに評価するか?―「相対的」な評価とリファレンス・ポイント
第5章 投資家は、自らの意思決定こそ正しいと考える―調和とコントロールへの欲求がもたらすもの
第6章 行動から見た市場参加者の分類―本能タイプ、感情タイプ、理性タイプ
第7章 トレーディングで成功するために―行動ファイナンスの応用

著者等紹介

ゴールドベルグ,ヨアヒム[ゴールドベルグ,ヨアヒム][Goldberg,Joachim]
1983年より為替トレーダーおよびテクニカル・アナリストとして、ドイツの大手投資銀行で活躍。実務のなかで金融市場における心理学を身近に感じるようになり、それが行動ファイナンス研究のきっかけとなとなった。2000年にCognitrend社を設立

ニーチュ,リュディガー・フォン[ニーチュ,リュディガーフォン][Nitzsch,R¨udiger Von]
1960年ドイツのエッセンに生まれる。アーヘン工科大学で情報学および経済学を修了後、ドイツ大手銀行に勤務。96年に金融理論に関する論文で教授資格を得、以来アーヘン工科大学経営学部教授。現在の研究の重点は、市場における心理学、企業の資金調達など

真壁昭夫[マカベアキオ]
1953年神奈川県生まれ。76年に一橋大学商学部を卒業し、第一勧業銀行に入行。83年ロンドン大学経営学部大学院修士。市場営業部、資金証券部を経て、99年より第一勧銀総合研究所主席研究員。信州大学経済学部、慶応義塾大学理工学部の講師も務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

odaken

7
若い夫婦が子供を6人ほしいと思ったとしよう。「①女女女女女女 ②女男男女女男」どちらの順序で生まれる可能性が高いだろうか。①のほうが②より確率が低いと思いがちなのは何故なのか。こういった例の他にも人は意思決定の過程において、限定的にしか合理的に判断できず非合理な基準が使われてしまう。それはなぜなのか?本書はそんな非合理的な現象を心理学と市場の例を用いて説明している。手に入れた情報をどのように扱えばいいのか?どうして自分の都合のよく情報を"加工"して認識してしまうのかが分かる本である。2014/10/03

BsBs

0
経済学と心理学が融合して生まれた、行動経済学。経済学はしばしば机上の空論呼ばわりされてきたが、心理学を取り入れることによってそれなりに使える理論になってはいるだろう。 しかしながら、本書の内容は「行動経済学とは何か?」というよりは「投資家の心理とは何か?」に重きが置かれていて、零細投資家の私にとっては面白かったが、行動経済学について知りたい人にとって良書になりうるかは自信がない。 とにかく「あ、これ自分だ…」みたいな心を見透かすパターンが多く読んでてダメージが大きかったです。今後精進していきたい2016/12/13

HM

0
★★★☆☆ イントロダクション、行動経済の説明及びその理論の金融への当てはめの三部構成。金融全体ではなくディーリング論に近い。行動経済の部分はコンパクトにまとまっている。2014/01/21

kei

0
☆☆☆☆ 再読? ・投資家は「利益」と「損失」をいかに評価するか。(価値関数の違い。対数関数)   ・なぜ人は損失を放置するのか。2011/05/14

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