グローバル・オープン・ソサエティ―市場原理主義を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478200803
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

市場原理という名の覇権主義がもたらす危機をいかに克服すべきか。世銀、IMF、WTOの改革を通して語られる新たな世界像!

内容説明

グローバリゼーションの進展は、金融市場の不安定さとともに激しい貧富の差を生み出している。市場原理のみに頼っていては、もはや世界に安定はもたらされない。国家単位の独善を超え、世界的な社会問題に対処するにはどうすればよいのか?世銀、WTO、IMFという既存機関の改革を通して「グローバル・オープン・ソサエティ」の構築を目指すソロスが、その答えを明示する。

目次

序章 グローバル資本主義の欠陥―ゆがめられたオープン・ソサエティ
第1章 「WTO」の限界と可能性―国際貿易をめぐる難問
第2章 「国際援助」の大いなる過ち―SDRを活用した新たな援助へ
第3章 「世界銀行」に必要な構造改革―新たな資金提供へ向けて
第4章 迷走する「IMF」への提言―国際金融システムの安定を求めて
終章 グローバル・オープン・ソサエティをめざして―アメリカへの批判と提言

著者等紹介

ソロス,ジョージ[ソロス,ジョージ][Soros,George]
1930年ブダペスト生まれ。第二次世界大戦中はナチスの迫害を受け、戦後イギリスに移住。53年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス卒業。在学中に科学哲学者カール・ポパーの強い影響を受ける。56年にアメリカに移住。証券会社勤務などを経て、国際的なヘッジファンド「クォンタム・ファンド」を設立。以後、驚異的な運用実績を続け、「ヘッジファンドの帝王」「稀代の相場師」の異名をとる。他方、主宰するオープン・ソサエティ・インスティチュートを通じて途上国に巨額の寄付を行なう慈善事業家としても有名

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。ミシガン大学で経済学博士号取得。65年に大蔵省に入省し、財政金融研究所長、国際金融局長、財務官などを歴任。国際金融論の世界的スペシャリストとして「ミスター円」と称される。99年に大蔵省を退官し、現在は慶応義塾大学教授

藤井清美[フジイキヨミ]
京都大学文学部卒業。1988年より翻訳に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takashit

0
ミスター円めっ・・・!ムキー!2009/02/06

singoito2

0
市場経済主義批判には共鳴できる。ただし、訳者のいうとおり、記述の軸足が国際金融市場の実務あるうえ、なにせ20年前と今では金利や世界情勢がかなり違うので、読んでてもちょっと身が入りにくい。最近の著作なら面白かったかもしれないが・・・2021/02/03

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