出版社内容情報
世の中、どこかおかしいことだらけ。まやかしを見破り、何が正しいのかを見極めるためのセンスを伝授する。
内容説明
そんなのずるい!とお腹立ちのあなたに。どこか間違っている…と釈然としないあなたに。エコノミストにして数学者である奇才が、愛娘ケーリーと考えた、正しい結論を見つけるためのちょっと過激な知的技法。これでもう、あなたはだまされない。
目次
娘と私の経済学入門
遊び場の教訓
子どもに説明してみる
権威について
人生の贈り物
理解の敵―文化的バイアス
おじいさんの誤謬―公平性について(その1)
対称性の原理―公平性について(その2)
完璧な税制とは
完璧な税制の再考〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NmtK
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ランズバーグが超のつく親バカぶりを発揮しながら彼一流の単純化と抽象化で経済学的に社会制度やバイアスに斬り込む。 子供は「公平」について大人よりも鋭い感性を持っているという点には大いに同意。 正直納得が行かない部分もかなりあるが、それでも考え方を学ぶという点ではやはり素晴らしい本。2011/08/17
caesar 0215
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前著「ランチタイムの経済学」に続く、快刀乱麻わ断つような本である。その一方で、父から娘への長い手紙を読んでいるような感覚にもなるやは、娘への深い愛情と随所に見られる寓話のなせる業だと思う。我が国に置き換えて、慣習について考えてみたくなった。(452)2021/08/03