デマの影響力―なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?

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デマの影響力―なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?

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  • サイズ 46判/ページ数 592p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478104873
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0036

出版社内容情報

世界規模のリサーチと科学的研究が暴き出した恐るべき真実――デマが感染症を拡げ、戦争を起こす。
ニューヨークマガジン、ニューサイエンティストなど、米国有力誌で絶賛された全米震撼のベストセラー上
陸! 米SNS内部を知るMIT教授による全人類への警告。


著者略歴
著・文・その他:シナン・アラル

シナン・アラル

科学者、起業家、投資家。MITの経営学、マーケティング、IT、データ・サイエンスのデヴィッド・オースティン教授、MITイニシアティブ・オン・デジタル・エコノミー理事長、MIT社会分析研究所所長。ソーシャル・アンプ社、フミン社でチーフ・サイエンティストを務めた後、新興企業をハイプ・マシンにまで成長させることを目的とするベンチャー・ファンド、マニフェスト・キャピタルを共同設立。フェイスブック、ヤフー、ツイッター、リンクトイン、スナップチャット、ウィーチャット、ニューヨーク・タイムズなどと緊密に連携して研究活動を続けているほか、現在ではイギリスの国立のデータ・サイエンス研究機関であるアラン・チューリング研究所(ロンドン)や、ノルウェーのレスポンシブル・メディア・テクノロジー&イノベーション・センター、ブラジルのデジタル銀行の先駆けとなったC6バンクなどの諮問委員を務めている。

内容説明

デマが感染症を拡げ、戦争を起こす。世界規模のリサーチと科学的研究が暴く恐るべき真実―。米SNS内部を知るMIT教授による全人類への警告。誇大広告、ニセ健康知識、フェイクニュース―巧妙な虚偽から自分を守る方法。

目次

ニューソーシャル・エイジ
現実の終わり
ハイプ・マシン
脳とソーシャル・メディア
ネットワークの引力はその質量に比例する
大衆説得の個人化
過剰な社交(ハイパーソーシャライゼーション)
社交的すぎる世界を生きるための戦略
アテンション・エコノミーとトレンド独裁
群衆の知恵と狂気
ソーシャル・メディアの可能性と危険性
より良いハイプ・マシンを作る―ニュー・ソーシャル・エイジのプライバシー、言論の自由、反トラスト

著者等紹介

アラル,シナン[アラル,シナン] [Aral,Sinan]
科学者、起業家、投資家。MITの経営学、マーケティング、IT、データ・サイエンスのデヴィッド・オースティン教授、MITイニシアティブ・オン・デジタル・エコノミー理事長、MIT社会分析研究所所長。ソーシャル・アンプ社、フミン社でチーフ・サイエンティストを務めた後、新興企業をハイプ・マシンにまで成長させることを目的とするベンチャー・ファンド、マニフェスト・キャピタルを共同設立。フェイスブック、ヤフー、ツイッター、リンクトイン、スナップチャット、ウィーチャット、ニューヨーク・タイムズなどと緊密に連携して研究活動を続けているほか、現在ではイギリスの国立のデータ・サイエンス研究機関であるアラン・チューリング研究所(ロンドン)や、ノルウェーのレスポンシブル・メディア・テクノロジー&イノベーション・センター、ブラジルのデジタル銀行の先駆けとなったC6バンクなどの諮問委員を務めている

夏目大[ナツメダイ]
大阪府生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

27
邦題が内容とイマイチ合っていないので違和感がある。本書は著者がTwitterやフェイスブックなどのソーシャルメディアを「ハイプ・マシン」と定義し、その影響力やメカニズムを分析している。ソーシャルメディアとせずハイプ・マシンとしているのは情報を拡散・誇大化させる機能に注目しているため。アメリカでの影響は大きく以前までは多様な政治支持層があったが、現在は極端に分かれるようになったという(トランプ大統領の登場や大統領候補の支持率の偏りからも感じる)。感情論ではなく、統計も使って分析しているメディア論の良書。2023/06/11

原玉幸子

20
インターネット社会で感じること、例えば、何故こんな広告が提示されるのか、買物や検索結果を辿って誘導する様に仕向けているのでしょうが、企業が思う程に宣伝効果はあるのか、露は本当に米国大統領選挙に介入したのか、ネット依存はあほになるのでは等々の素人の思いつく限りの研究・調査結果がありました。但し、そんな調査研究もあるのかと感心はしても言わば想定内、ええっという驚愕より成程との納得する迄です。言論の自由と有害言論の規制は問題提起はしても解決方法を示していませんので、最後はちょっと消化不良。(◎2022年・秋)2022/09/12

まゆまゆ

16
人々の行動を変えるほどの影響力を発揮しているフェイスブックを始めとするSNSのこれまでとこれからについて語る内容。人間の脳の力を利用し、利用者の時間を最大限奪うよう設計されていることを理解した上で、どう使えば本当に役立つと言えるのか。社会規範と法律、フォームの設計による試行錯誤によって、将来新たなSNSが誕生する…かもしれない。2022/08/03

ブロッコ・リー

9
原題はThe Hype Machine: How Social Media Disrupts Our Elections, Our Economy, and Our Health--and How We Must Adaptなので、邦題はこの本のテーマのごく一部分を切り取っただけなのでミスリードである。本文は著者の該博な知識と研究・実験結果をもとにFacebookに代表される情報拡散装置(Hype機)の進化、構造、なぜここまでドミナントになれたのかを説明し、一方的にFB側を断罪していない。2024/04/13

マイアミ

5
★★★★★ アテンションプリーズ。邦題は「デマの影響力」。翻訳本では題名から受ける印象と内容のズレが大きく題名によって台無しされる本はは多い。けれどもこの本ではそれが初めて覆されたように感じる。デマの拡散(フェイクニュース)がなぜ起こるのかということも含め、我々がなぜ読書メーターに感想を投稿するのかしないでいられないのかを含め、アテンションエコノミーから脳の認知機能を含め、SNSについての深遠を知ることができる一冊だった。今のSNSは群衆の知ではなく群衆の狂気に向かっているという言葉は印象的である。2022/07/23

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