ザ・ワン・デバイス―iPhoneという奇跡の“生態系”はいかに誕生したか

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ザ・ワン・デバイス―iPhoneという奇跡の“生態系”はいかに誕生したか

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  • サイズ B6判/ページ数 428p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478104392
  • NDC分類 547.62
  • Cコード C0034

出版社内容情報

解説「アップルに脈々と受け継がれる、技術革新のバトン」パロアルトインサイトCTO 長谷川貴久

序章 解体

セクション1 天才たちの秘密プロジェクト
――他社技術のマルチタッチがiPhoneの原型を生むまで
第1章 電話とコンピュータの合体
――〝スマホに至る道を示したまえ〟とサイモンは言う
第2章 マインフォン~鉱山電話
――iPhoneの原材料を掘り返す
第3章 iPhoneはキズつかない
――ゴリラガラスが生まれるまで
第4章 マルチタッチの発明者は誰か?
――アップルに飲み込まれた無名の天才
セクション2 極秘プロジェクト〝Q79〟の始動
――「唯一無二のデバイス」の最初の姿
第5章 薄くて長持ちのバッテリーを求めて
――現代生活の燃料源に迫る
第6章 世界で最も使われているカメラ
――手ブレ補正を発明した日本人技術者
第7章 動きを読み取るセンサー
――iPhoneはいかに自分の居場所を知るか
第8章 世界を変えた〝豪腕〟ARMチップ
――iPhoneの頭脳はどのように育ったか
第9章 ワイヤレス接続
――ネットワークはハワイとスカンジナビアで生まれた
セクション3 iPhoneの内部へ
――スライドしてロック解除
第10章「ヘイ、シリ」
――史上初のAIアシスタントは誰か
第11章 セキュアエンクレーブ
――ハッカーやFBIからiPhoneを守る
第12章 メイド・イン・チャイナ
――地球上で最も儲かる製品の組み立てコスト
第13章「セル」フォン
――マーケティングのための徹底的な秘密主義
第14章 ブラックマーケット
――使用済みiPhoneの運命
セクション4 ザ・ワン・デバイス
――秘密主義と社内政治でめちゃくちゃになったアップルの内情

内容説明

「iPhoneを創ったのは、スティーブ・ジョブズ」―誰もがそう思っている。だが、ジョブズの役割は壮大な物語のほんの一部にすぎない。iPhoneは驚くほど多くの人々や組織の「発明の集合体」である。大学やスタートアップ企業、研究所、政府の助成金、さらに原料調達や生産には、ほぼすべての大陸の鉱山労働者、中国を筆頭とする何十万もの工場労働者が関わっている。アップル社の秘密主義のベールに包まれた開発の過程を要素分解し、執念で辿っていく。SONY幹部らが地団太を踏み、海外の競合も度肝を抜かれたiPhone誕生秘話を描き尽くした力作!

目次

1 天才たちの秘密プロジェクト―他社技術のマルチタッチがiPhoneの原型を生むまで(電話とコンピュータの合体―“スマホに至る道を示したまえ”とサイモン;マインフォン~鉱山電話―iPhoneの原材料を掘り返す ほか)
2 極秘プロジェクト“Q79”の始動―「唯一無二のデバイス」の最初の姿(薄くて長持ちのバッテリーを求めて―現代生活の燃料源に迫る;世界で最も使われているカメラ―手ブレ補正を発明した日本人技術者 ほか)
3 iPhoneの内部へ―スライドしてロック解除(「ヘイ、シリ」―史上初のAIアシスタントは誰か;セキュアエンクレーブ―ハッカーやFBIからiPhoneを守る ほか)
4 ザ・ワン・デバイス―秘密主義と社内政治でめちゃくちゃになったアップルの内情

著者等紹介

マーチャント,ブライアン[マーチャント,ブライアン] [Merchant,Brian]
ジャーナリスト、編集者。デジタルメディア“VICE”系列の科学技術雑誌「マザーボード」で記者、編集者を務めつつ、同系列のオンライン・フィクション雑誌「テラフォーム」を創設。また、ガーディアン、スレート、ワイアード、アトランティックなど多数の有力誌に寄稿している。米ロサンジェルス在住

倉田幸信[クラタユキノブ]
1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞記者、週刊ダイヤモンド記者、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部を経て、2008年よりフリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

43
iPhoneに関するすべてがつまったノンフィクション開発秘話。一般的に「iPhone=スティーブジョブズ」だが、それ以外にも多くの人々や組織が関わっている。本書は、iPhoneの部品を原材料まで遡って、鉱山労働者、中国深圳を中心とする何十万もの工場労働者、Apple社の社員までさまざまな人々の取材インタビューを通してiPhoneを丸裸にする。中国の深圳とブラックマーケットの話は現代中国の陰陽の両方を見ているようで非常に勉強になった。400ページ超とかなり長いが、iPhone好きにはたまらない内容。2019/08/15

ケニオミ

8
スマホは使わないことにしています。一旦スマホを手にすると、それを常時携帯し、暇を無理につくって、それを眺める自分が目に見えるからです。その、自分か使うことのないデバイスがどのように開発され、どのように製造されているかを知るのも一興あるかなと思い、読むことにしました。本書で印象に残ったのは、ジョブス氏の独裁者ぶり、iPhoneにまつわる秘密主義、そして、初代iPhone開発プロジェクトに関わった人が指摘するそのマイナス面ですかね。便利さゆえに知らずに自分の魂を売り渡してしますデバイス。ちょっと怖いです。2019/10/22

tetsubun1000mg

6
以前スティーブ・ジョブズの自伝を読んでいたので、周辺の技術者たちを取材して開発の過程を明らかにしたことは価値が有ると思います。 アップルのiphone開発には、当時の最先端の技術と、沢山の技術者のアイデアの積み重ねがあっての事が良く分かった。 アップル信者が多い理由も理解できる。2019/08/24

itcomet

3
資本主義が生まれて以来、最も売れた製品。世界中の誰もに欲しいと思わせた「iPhone」の誕生について、これ以上ないほどに調べ尽くし、事細かに記された本書。Appleの片隅のチームがはじめたこの計画は、今では世界中の企業を巻き込んで、今では巨大な経済圏となっている。リチウムやスズの原産地での労働環境や、中国の組み立て工場での現状など、徹底的に取材がなされているおかげで、「モノづくり」そのものに対しての理解が深まったように思う。2024/03/01

コンタミ

2
ブログで紹介されていて。私自身もApple製品ファンなので大変面白く読めた。著者は米ジャーナリスト。iPhoneの開発ストーリー本は数多くあるが、本書は機能ごとに丁寧にフォーカスされており、背景技術の解説も詳しい。天才の単独発明などは神話で、歴史の中の人々の技術発展の積み重ねの結果であることが強調されている。あと社内政治とか過剰な秘密主義の話とか。加えて、本書は原材料の採掘現場(南米)、組立現場(深圳)、廃棄現場(中国)での取材も記録されているのが良い。まさにiPhoneを丸ごと知れる本。ファンなら必読。2023/08/18

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