出版社内容情報
解説「アップルに脈々と受け継がれる、技術革新のバトン」パロアルトインサイトCTO 長谷川貴久
序章 解体
セクション1 天才たちの秘密プロジェクト
――他社技術のマルチタッチがiPhoneの原型を生むまで
第1章 電話とコンピュータの合体
――〝スマホに至る道を示したまえ〟とサイモンは言う
第2章 マインフォン~鉱山電話
――iPhoneの原材料を掘り返す
第3章 iPhoneはキズつかない
――ゴリラガラスが生まれるまで
第4章 マルチタッチの発明者は誰か?
――アップルに飲み込まれた無名の天才
セクション2 極秘プロジェクト〝Q79〟の始動
――「唯一無二のデバイス」の最初の姿
第5章 薄くて長持ちのバッテリーを求めて
――現代生活の燃料源に迫る
第6章 世界で最も使われているカメラ
――手ブレ補正を発明した日本人技術者
第7章 動きを読み取るセンサー
――iPhoneはいかに自分の居場所を知るか
第8章 世界を変えた〝豪腕〟ARMチップ
――iPhoneの頭脳はどのように育ったか
第9章 ワイヤレス接続
――ネットワークはハワイとスカンジナビアで生まれた
セクション3 iPhoneの内部へ
――スライドしてロック解除
第10章「ヘイ、シリ」
――史上初のAIアシスタントは誰か
第11章 セキュアエンクレーブ
――ハッカーやFBIからiPhoneを守る
第12章 メイド・イン・チャイナ
――地球上で最も儲かる製品の組み立てコスト
第13章「セル」フォン
――マーケティングのための徹底的な秘密主義
第14章 ブラックマーケット
――使用済みiPhoneの運命
セクション4 ザ・ワン・デバイス
――秘密主義と社内政治でめちゃくちゃになったアップルの内情
内容説明
「iPhoneを創ったのは、スティーブ・ジョブズ」―誰もがそう思っている。だが、ジョブズの役割は壮大な物語のほんの一部にすぎない。iPhoneは驚くほど多くの人々や組織の「発明の集合体」である。大学やスタートアップ企業、研究所、政府の助成金、さらに原料調達や生産には、ほぼすべての大陸の鉱山労働者、中国を筆頭とする何十万もの工場労働者が関わっている。アップル社の秘密主義のベールに包まれた開発の過程を要素分解し、執念で辿っていく。SONY幹部らが地団太を踏み、海外の競合も度肝を抜かれたiPhone誕生秘話を描き尽くした力作!
目次
1 天才たちの秘密プロジェクト―他社技術のマルチタッチがiPhoneの原型を生むまで(電話とコンピュータの合体―“スマホに至る道を示したまえ”とサイモン;マインフォン~鉱山電話―iPhoneの原材料を掘り返す ほか)
2 極秘プロジェクト“Q79”の始動―「唯一無二のデバイス」の最初の姿(薄くて長持ちのバッテリーを求めて―現代生活の燃料源に迫る;世界で最も使われているカメラ―手ブレ補正を発明した日本人技術者 ほか)
3 iPhoneの内部へ―スライドしてロック解除(「ヘイ、シリ」―史上初のAIアシスタントは誰か;セキュアエンクレーブ―ハッカーやFBIからiPhoneを守る ほか)
4 ザ・ワン・デバイス―秘密主義と社内政治でめちゃくちゃになったアップルの内情
著者等紹介
マーチャント,ブライアン[マーチャント,ブライアン] [Merchant,Brian]
ジャーナリスト、編集者。デジタルメディア“VICE”系列の科学技術雑誌「マザーボード」で記者、編集者を務めつつ、同系列のオンライン・フィクション雑誌「テラフォーム」を創設。また、ガーディアン、スレート、ワイアード、アトランティックなど多数の有力誌に寄稿している。米ロサンジェルス在住
倉田幸信[クラタユキノブ]
1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞記者、週刊ダイヤモンド記者、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部を経て、2008年よりフリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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