内容説明
アイスクリームの販売額は2003年を底に「V字回復」している。アイスクリームの業界やマーケットに何があったのか。売れ筋商品にスポットを当て、開発からマーケティングまでのブランドストーリーを探っていくと、そこには思わず膝を打つアイデアや、目からウロコのノウハウがいっぱい詰まっていた。メーカー13社が挑んだ商品開発、マーケティング、ブランディング戦略を実例で分かりやすく解説する。
目次
第1章 新しいスタイルとイメージの創出(森永/乳業・パルム―成熟したマーケットを打ち破ったデイリープレミアム;ロッテアイス・クーリッシュ―「飲むアイス」がつくり上げたアイスクリームの新常識)
第2章 日本独特「和風」アイスの確立(井村屋・あずきバー―カッチカチに固い理由は小豆への「固い」こだわりの表れ;丸永製菓・あいすまんじゅう―「和菓子風アイスクリーム」ではなく「冷たい和菓子」をつくる)
第3章 成熟市場で「贅沢さ」を追求(ハーゲンダッツジャパン・ハーゲンダッツミニカップバニラ―ただ1つのブランドでプレミアム感を徹底的に追求;オハー乳業・ジャージー牛乳バー―ジャージー乳の認知度アップがロングセラー商品をつくり上げる;クラシエフーズ・ヨーロピアンシュガーコーン―四半世紀を超えて愛され続ける「主婦の友」)
第4章 「面白い!」が広げるアイスへの導線(赤城乳業・ガリガリ君―「アイスクリーム売場に人を集める!」販促企画をその一点に集約;協同乳業・ホームランバー―食べるだけではない楽しみを創出 当たりくじ付アイスの元祖;フタバ食品・サクレレモン―栃木発の「ソフト氷」はご当地ブームで大爆発!)
第5章 BIGサイズでストレートに訴求(森永製菓・チョコモナカジャンボ―すべては「パリパリ」に始まり「パリパリ」にこだわり続ける;江崎グリコ・ジャイアントコーン―ただの「ジャイアント」を超えるジャイアントへ;明治・明治エッセルスーパーカップ超バニラ―「スーパー」という文字に込められたイノベーションへの思い)
著者等紹介
新井範子[アライノリコ]
上智大学経済学部経営学科教授博士(経営学)。慶應義塾大学大学院社会学研究科修了。インターネットやアプリを使ったデジタルなマーケティング、デジタル空間での消費者行動やブランディッド・エンターテイメントを中心に研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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