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内容説明
遺族、検死医、消防団員、救助犬調教師、潜水士、防災学者…数々の証言から死者・行方不明者2万人の実態に迫る。死を見つめなければ、生は始まらない―3・11の喪失を描く迫真のノンフィクション。
目次
第1章 医師がみた「大震災の爪痕」(検死医が目の当たりにした津波遺体のメッセージ―杏林大学准教授・高木徹也氏のケース;歯科医が遺体安置所で感じた矛盾と焦り―日本歯科大学教授・都築民幸氏、講師・岩原香織氏のケース ほか)
第2章 遺族は「家族の死」をどうとらえたか(「原発の町」で娘を捜し続けた父親の苦しみ―神奈川県横須賀市の喫茶店主・白川司氏のケース;生きている限り、夫、娘、息子が生きた証しを残したい―宮城県東松島市の看護師・尾形妙子氏のケース ほか)
第3章 捜索者が「津波の現場」で感じたこと(消防団員253人の犠牲者を生んだ「社会構造の矛盾」―岩手県釜石市の消防団員・大森秀樹氏のケース;津波の上空を飛んだ警察官の絶望と絶えぬ執念―宮城県航空隊機長・成田聡氏、操縦士・平仁氏のケース ほか)
第4章 メディアは「死」をいかに報じたか(毎日新聞が「3月11日」に挑み続ける理由―毎日新聞社編集編成局次長・広田勝己氏、社会部副部長・早坂文宏氏のケース;“理不尽な死”と向かい合う「週刊文春」の写真報道―「週刊文春」編集次長・矢内浩祐氏、カメラマン・志水隆氏のケース ほか)
第5章 なぜ、ここまで死者が増えたのか(世界一残酷だった「引き波」と「滝つぼ現象」の破壊力―東京大学地震研究所准教授・都司嘉宣氏のケース;なぜ、津波の常襲地帯で被害が拡大したのか―NPO法人環境防災総合政策研究機構理事・松尾一郎氏のケース ほか)
著者等紹介
吉田典史[ヨシダノリフミ]
ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2011年3月11日の東日本大震災発生直後から2012年1月までに20数回、被災地に入る。遺族、被災者、検死医、精神科医、防災学者や地震学者、警察、消防、海上保安庁、自衛隊、さらに市長、町長、国会議員などに幅広く取材を試みることで、「死者・行方不明者2万人」の真相を明らかにしようとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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