無一文の億万長者

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  • サイズ B6判/ページ数 419p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478005613
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

免税店DFSの創始者は世界有数の大富豪だったが、資産のほとんどを寄付してしまう。慈善とビジネス、成功と人生について考えさせられる一冊。

内容説明

世界一の免税店DFSの創業者チャック・フィーニー。1988年、雑誌『フォーブス』はかれを米国有数の大富豪と報じたが、じつはそのとき、ほとんど無一文だった!だれにも知られないようにすべての財産を寄付し、絶対匿名を条件に超効率的な慈善事業を繰り広げる。その背景にはなにがあるのか?仕事と慈善について考えずにはいられなくなる痛快な一代記。

目次

第1章 蓄財(パラソル屋の少年;サンドイッチマン ほか)
第2部 潜伏(いくらあれば豊か?;退屈バミューダ ほか)
第3部 分裂(フレンチ・コネクション;椅子取りゲーム ほか)
第4部 寄贈(見事な作戦行動;黄金の心 ほか)

著者等紹介

オクレリー,コナー[オクレリー,コナー][O’Clery,Coner]
北アイルランド、ベルファスト出身のジャーナリスト。「アイリッシュタイムズ」の海外特派員として、ロンドン、モスクワ、北京、ワシントン、ニューヨークなどに派遣される。現在はアイルランドの首都ダブリンに在住

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動を行う

守岡桜[モリオカサクラ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわっち

12
インパクトのある本でした。内容が濃く読むのに時間がかかりました。読む前は、聖者みたいな人かと思ったが違いました。創業、慈善事業、個人の伝記などに興味のある人にはおすすめです。 日本人が海外で使ったお金の流れがわかり、バブルの金がいいところに使われたと最終的には思いました。面白く、世界をまたに商売を見つけ、法律、会計と取り組み、税金対策も行い、危機を乗り越え、仲間との関係も描き、事業活動をする内容です。調査し、ニーズを感じ行動するのは、投資、慈善事業も変わりがく面白く感じました。2019/05/06

takao

2
ふむ2022/10/13

まこと

2
莫大な資産を持ちながら、それを秘密裏にすべて寄付をした人の本。その背景には、子供時代の両親や地域の影響が深く根ざしていると書かれている。一生懸命働くことを目指すのであって金持ちになることを目指すのではないであるとか、常に助けを必要とする人がいないか探すなど、働き方や相互扶助に関する子供時代の影響はとてつもなく大きいものなのだということを考えさせられた。個人的には、一生懸命に働くことや人への貢献は自分自身が幸せになる術であるようにも思います。2017/02/02

EnJoeToh

2
読んでおくと良いと思う。2009/03/30

Uz あなぐま

1
けた違いに稼いで、けた違いに寄付をした男の伝記。チャック・フィーニーがいかに億万長者になったのかという話よりも、その後の財産の活用についての話の方に惹きつけられた。金を稼ぐのは好きだが金を持つのは嫌いという彼が、すてきな職場を作り、立派な大学を建てる。そこで人が能力を発揮して人生を向上させる姿を見るのが本人の幸せ。金持ちには見えない姿で現れて、悩みを聞いて必要なプレゼントを配るところはまるで、水戸黄門やサンタクロースのようだなと連想した。寄付や慈善を(さりげなく)できる人間になりたいものだ2020/08/19

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