セイラー教授の行動経済学入門

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セイラー教授の行動経済学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478002636
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0033

内容説明

伝統的な経済学が前提とする、「自己利益の最大化」のために「最も合理的な」選択をするという人間行動の原則は、現実を反映したものとはいえない。本書では、経済理論では説明のつかない身近な市場の矛盾や、例外とする経済現象にスポットを当て、心理学と融合した新しい経済学のアプローチを示す。

目次

経済理論と「例外」―合理的行動モデルはどこまで正しいか
協調戦略―人はいつどんな理由から協力するようになるか
最終提案ゲーム―「不公平なら断ってしまえ」という意思
産業間賃金格差―同じ職種なのになぜ給料に差が出るのか
オークション―勝者は「敗者」となる呪いをかけられている
損失回避―手放すものは得るものより価値がある
選好の逆転現象―選好の順位付けはプロセスのなかで構築される
期間選択―金利と割引率についての損得勘定
心理会計―貯蓄と消費は人間的に行われる
ギャンブル市場―競馬と宝クジにみる「市場の効率性と合理性」
株式予測(1)―株式市場のカレンダー効果
株式世族(2)―株価は平均値に回帰する
投資家感情仮説―クローズド・エンド型ファンドの不思議
外国為替市場―金利差と為替レートの謎

著者等紹介

セイラー,リチャード[セイラー,リチャード][Thaler,Richard H.]
株式市場の「リターン・リバーサル」など、大胆な市場分析で注目を集める米国の行動経済学者。現在はシカゴ大学経営大学院教授。また、同大学院の意思決定研究センター所長。1945年生まれ、67年にケース・ウェスタン・リザーブ大学にて学士号を、74年にロチェスター大学にてPh.D.をそれぞれ取得。シカゴ大学に移籍する前、コーネル大学で教鞭をとっていた

篠原勝[シノハラマサル]
1937―2005。翻訳家。香川県生まれ。早稲田大学第一商学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いわにほ

23
行動経済学は、経済学で説明できない例外を心理学等の別分野で説明しようと試みる学問。ニンゲンの行動って【一定の固定化された式】で表せないもんね。ニンゲンの出力である行動は、その時の状態や置かれている環境によりいくらでも変わりうる。✦各章は独立している。その章内での知識立脚で話を受け取れます。✦各章の文章構成︰背景・課題提起、論拠のケーススタディ・行動経済学的立場の主張、著者にとっての解釈・解説・結論、という流れ。✦事実と意見のバランスが良い名書でした。2019/11/10

フク

20
〈「保有効果は、所有している品物の魅力よりも、主としてそれを手放す苦痛を強めるほうに働いている」〉色々なことに使えそう。2019/11/14

Francis

17
2018年ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー教授が自身の研究について雑誌に連載した記事をまとめたもの。これまで合理的に損得で行動すると考えられていた経済学上の人間の行動について実際にデータを取って調べ、その調査結果から分かったことを書いている。とても分かりやすい。なおこのセイラー教授の調査による論考が従来の経済学の理論を全否定するものではなく、実態を踏まえてより精緻な理論を構築しようとするものであることに注意。元記事の連載を薦めてくれた一人はノーベル経済学賞者スティグリッツ教授とのこと。2018/01/12

プランクマン

16
入門にしては難しいような。経済には様々な理論があるが、どの理論も言語化する段階において何らかの条件付けをしており、基本的にそれにおいて人は効率的、合理的な判断を下すものとなっている。しかし我々は合理的な判断をせず、ときにはあえて非合理的な判断を下すことさえある。これは人間の意思、感情、知識不足など、理論において考慮されない(できない)部分が多くあり、いうなれば理論は理想論に近いということになる。当然、世界は理論通りには動いていない。 機械(AI)だけが判断する世界になれば、理論に近づくのか…多分違う。2021/02/06

Koichiro Minematsu

12
ノーベル経済学賞のセイラー教授。合理的自己利益最大化を原理とする従来の正統派経済学に対し、セイラー教授は実験経済学において人間の非合理的側面、公共利益を動機付ける利他主義または協調性の原理を取り入れ、新体系化を構想する。人の認識の限界、制約によって行動が変わるという興味深い内容でした。2017/12/05

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