出版社内容情報
今回の世界金融恐慌を原理的に予言した書として、全米でミリオンセラーを記録。人間のものごとの認知にともなう根本的な問題を明らかにし、読む者を深く考えさせずにはおかない。上巻では、私たち人間が歴史上の事件や今の出来事をどう見るか、その見方にはどんな歪みが現れるのかを明らかにする。
内容説明
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。
目次
第1部 ウンベルト・エーコの反蔵書、あるいは認められたい私たちのやり口(実証的懐疑主義者への道;イェフゲニアの黒い白鳥;投機家と売春婦;千と一日、あるいはだまされないために;追認、ああ追認;講釈の誤り;希望の控えの間で暮らす;ジャコモ・カサノヴァの尽きない運―物言わぬ証拠の問題;お遊びの誤り、またの名をオタクの不確実性)
第2部 私たちには先が見えない(予測のスキャンダル)
著者等紹介
タレブ,ナシーム・ニコラス[タレブ,ナシームニコラス][Taleb,Nassim Nicholas]
文芸評論家、実証主義者にして、非情のデリバティブ・トレーダー。レバノンでギリシャ正教の一家に生まれる。ウォートン・スクールMBA修了。博士号はパリ大学で取得。トレーディングを行うかたわら、ニューヨーク大学クーラン数理科学研究所で7年にわたり確率論のリスク管理への応用を(客員教授の立場で)教えた。現在はマサチューセッツ大学アマースト校で学長選任教授として不確実性科学を研究している。主にニューヨーク在住
望月衛[モチズキマモル]
大和投資信託(株)審査部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理や金融商品の評価・分析に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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