まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

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まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか

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  • サイズ B6判/ページ数 387p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478001226
  • NDC分類 338.12
  • Cコード C0033

内容説明

人はどうして、投資で儲かると自分の実力だと思い込み、損をすると運が悪かったと思うのか?トレーダーとしての20年以上にわたる経験と、数学、行動経済学、脳科学、古典文学、哲学等への深い知識と鋭い洞察をもとに、金融市場や日常生活において偶然や運が果たしている隠れた役割と、人間の思考と感情との知られざる関係を鮮やかに描き出す最高の知的読み物。

目次

雲に浮かんだモスク
第1部 ソロンの戒め―歪み、非対称性、帰納法(そんなに金持ちなら頭が悪いのはどうしてだ?;奇妙な会計方法;歴史を数学的に考える ほか)
第2部 タイプの前に座ったサル―生存バイアスとその他のバイアス(あるいはとなりの億万長者でいっぱいの世界;卵を焼くより売り買いするほうが簡単;敗者総取りの法則―日常の非線形性 ほか)
第3部 耳には蝋を―偶然という病とともに生きる(ギャンブラーのゲンかつぎと箱の中のハト;カルネアデス、ローマへきたる―確率論と懐疑主義;バッカスがアントニウスを見捨てる)
ソロンの言うとおり

著者等紹介

タレブ,ナシーム・ニコラス[タレブ,ナシームニコラス][Taleb,Nassim Nicholas]
学際的な立場から不確実性の問題に取り組む数理系トレーダーにして大学教授。その興味は哲学、数学、ファイナンス、そして社会科学に及ぶ。トレーダーとしては、ニューヨークとロンドンでの20年にわたるキャリアを持つ。大学教授としては、マサチューセッツ大学アマースト校で学長選任教授をつとめる。専門は不確実性科学。ウォートン・スクールMBA、パリ大学Ph.D.

望月衛[モチズキマモル]
大和投資信託審査部。リスク管理と複雑な金融商品の評価・分析に従事。京都大学卒業。コロンビア大学MBA。CFA、CIIA(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

40
トレーダーであり大学教授でもある著者のエッセイ。先月後半はこれを読み返していた。投資などのランダム性について、興味深い事例などを紹介。人を喰ったような物言いがあり、論旨が追えないところがあるのだが、いろいろ感じる部分多し。行動経済学の紹介本かと勝手に思っていたが、独自の視点が多い。同時に読んでいたピンカー「21世紀の啓蒙」のせいもあり、面白く思うところ多し。欧米人好みのエッセイとはこういうものかという印象を得た。2023/05/05

赤星琢哉

28
結構前に知人から紹介された本なんだけど、その時はちょっと読んで、閉じてしまった。去年、反脆弱性、ブラックスワンと読んで、本棚をみたら本書がタレブと知って、再度読むことに。反脆弱性などと基本的に主張は同じだと思うんだけど、後発の方がより具体的に書かれているので読みやすく面白い。成功はだいたいまぐれ。ゆえに死なない、かつ大勝ちできるポジションに貼っておくことが重要。そして何よりバッターボックスに立つことが大切。2018/04/29

ふろんた

19
ほぼ挫折本。エッセイといって書いたというが、文章として面白くない。2016/07/20

かも

15
★★★☆☆運、偶然、確率、不確実性、ランダムネス、ヒューリスティック、メンタルアカウンティング、ノイズなどに関するエッセイ。不確実性ついての大学教授でもありながら数理系トレーダーでもある著者の、日々の気付きや世間一般への疑問を呈した内容。一言で言うと、著者含めて誰も不確実性からは逃れられないからせめて逃れられないという事実だけは意識しようね、ということ。理論書ではなくあくでエッセイだが、独特な観点からの指摘は面白い。2020/05/18

masabi

13
【概要】運やランダムといった不確実性、筆者のトレーダー経験を綴ったエッセイ。【感想】筆者の核は、人間の脳は運、偶然を正しく扱えないのだから、的確な対応はできずとも盲点があると認識しておこう、備えあれに尽きる。損得は数値的には同じでも感情面では非対称、確率は専門家でも間違える、といった行動経済学の知見。経済学者、トレーダーへの舌鋒鋭い批判は他の著作と同様だ。出版時期はこちらが先だが。トレーダー、エッセイストとしても不確実性を友としているが、訳者あとがきにあるようにオプション取引での損に感情が吊られる。2020/10/12

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