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京都、オトナの修学旅行

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473018083
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0026

内容説明

コドモの時は、あんなにつまんなかったのに…。日本美術応援団ふたたび見参。

目次

金閣―「むきだし」の金は今日もリニューアル中
二条城―ゼネコン狩野株式会社の大仕事
東寺―とうじのまんま、ぶっきらぼうに並んでます
高台寺・円徳院―和尚の留守中に描いちゃいました
清水寺―信仰と観光の幸福な結合
京都御所―ミカドの留守番130年
桂離宮―純粋な贅沢を死守してきました
平等院―平安貴族が夢見たサンダーバード基地
銀閣―砂に銀を映したアーティストは誰か?
楽美術館―楽茶碗、15代目も楽じゃない
待庵―利休がしかけたワナつき二畳
嵐山―マル貧修学旅行生、嵐山の秘部に迷い込む

著者等紹介

赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、横浜市生まれ。ご存じ「老人力」の元祖。路上観察学会長老。中古カメラの達人。実はもと前衛芸術青年で、芥川賞作家。全貌を把握するのはむずかしい。あえて言えば職業は「赤瀬川原平」。日本美術応援団団員一号

山下裕二[ヤマシタユウジ]
1958年、呉市生まれ。一応、表向きは日本美術史を教える明治学院大学教授。もともとの専門は室町時代の水墨画だが、岡本太郎を熱く語ったりもする。最近は現代美術にもちょっかいを出している。日本美術応援団団長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sofia

41
赤瀬川氏のこの本を知っていたが、以前は京都に興味がなく読んでいなかった。赤瀬川氏の歴史はわからなくても美的感覚のすごさ、山下氏の知識のすごさでおもしろい。また行きたいところが増えた。2019/08/07

ラグエル

22
京都に古い建物がない、というところに、愕然とする。確かに、歴史の町、というより、観光の町ととらえるほうが、学ぶべきところも多い気がする。新しい発見より、既知の価値の確認をして喜ぶ、という下りは、確かにグサリである。2013/04/15

sabosashi

10
 京都をめぐる斬新な観光案内、それを理想的な二人が掛け合い漫才風に繰り広げる。  つまり立ち位置が自由自在であり、かつ舞台裏やら、この二人でなくては話せないような内容が語られる。十二の場所が選ばれ、この作品を読んでから訪れたところというと、東寺と平等院。どこまで参考になったかわからないが、読み物としては読ませてくれた。  文庫版には、みうらじゅんの解説もあり、面白いとかいう話だが、単行本のほうにはなし。 2022/11/06

tama

5
図書館本 今回の感じどころ ①京都は火事の町!?②「京都御所:御物は治外法権で、国宝・重文指定などのランク付けなど受け入れない」③「平等院:下層階級には平等の概念があったろうけど上層階級には存在しない」④「楽茶碗:借り物の個性尊重が言われて表現行為の核心に気付かなくなった」 高校の修学旅行で銀閣行ったけど「銀砂灘」の記憶なし・・・。2013/04/22

クラムボン

4
多芸多才な赤瀬川原平さんと日本美術史家の山下裕二さんコンビが行く京都の有名建物の探訪記です。タイトルや表紙デザインから気楽に楽しめる本だと思ってたら、そうでもなかった。山下さんが赤瀬川さん相手に日本美術の話をするのが中心ではあるが。金閣や二条城などの修学旅行の定番地や、対極の桂離宮や待庵などを廻ってます。日本美術の話は興味深いのですが、残念ながらモノクロ写真では美術品の良さは伝わりません・・なので中途半端な感じ。一層の事もっと楽しい本に徹して欲しかった。2020/11/28

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