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けだものと私

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784473017666
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0090

内容説明

正直に告白しておこう。これから読者がお読みになることになるこの書物は、実は半分くらいがけだものの、見よう見真似のタイピングによって書かれたものである。いくつかの文章には、あきらかに人間以外の者によって書かれたという痕跡が残されている。私は、だまっていられない。愛すればこそ怒るのだ!四方田犬彦流「遠人愛」のすすめ。

目次

猿山の猿
いつもオフシーズン
失楽園の思い出
騒音立国日本
漫画は越境する
いまだに、映画
夢の残骸
人生の勝敗
究極の金魚
チューリップ返し
物語を切替える
天然の鰻
サングラスと帽子
次の千年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J.T.

2
この本は今の自分とほぼ同年代(自分のほうが3〜4歳下)の時に書かれた、映画、国、言語や漫画等に関するエッセイ。言うまでもない事だが、ハイブロウな日常、博識振りが素敵なのである。『万葉集』を書くときには六世紀の中国南方の発音が、『日本書紀』を書くときには七世紀の北方の発音が用いられた、このときのズレがが原因で現在の日本語の漢字には何通りもの発音が残る事になったのである。なるほど。2015/06/19

ニールキャサディ

0
本棚の奥から出て来て、十年ぶりぐらいに再読。話題が古く、歴史を感じるが、漫画、映画、中上健次ついての文章を読んで、あぁ昔影響を受けたなぁと懐かしく思った。昨年読んで、すごく良かった『先生と私』を再読したくなった。2012/04/19

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