出版社内容情報
茶の湯の場にあってこその輝きや働きを見せる「茶道具」本来のすがたとその魅力をオールカラーで紹介。美術館所蔵の公開品を中心に、個人の秘蔵品も含めて、現代の眼が見直す約1200点の茶道具を収録。 長い茶の湯の歴史によって磨き上げられた茶道具をこれまでの評価にとらわれず、現代の眼で見直した画期的全集。
内容説明
淡交社50周年記念として出版する、茶道具の魅力を結集した全集。天文年間(1532‐55)以後、天正(1573‐92)ごろの茶会記にしだいに高麗茶碗が登場するようになり、当時の茶の湯の雰囲気も変貌をみせている。唐物を第一とする足利時代の名残りをとどめていた天目は、やがて高麗茶碗にその主役の座を奪われることになる。その高麗茶碗とは。
目次
高麗茶碗とは
拝見、高麗茶碗(井戸の魅力;茶匠と高麗茶碗;高麗茶碗の三期)
高麗茶碗(高麗茶碗の変遷と分類;高麗茶碗を楽しむ)