出版社内容情報
62年の展覧会はコンセプチュアル・アートの先駆者の記録となった。画期的な試みを収録し彼女の魂に迫る。
内容説明
本書は、オノ・ヨーコが1962年に行なった展覧会を収録。本書によって、オノ・ヨーコの芸術活動が、いかにピュアな魂や、やわらかな想像力に満ちたものであるかが明らかになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
allite510@Lamb & Wool
10
1960年代にオノ・ヨーコが発表した展示「頭の中で組みたてる絵」の、美しい書籍版。画展だが、展示されたのは「絵をイメージするための指示」のみという、コンセプチュアル・アートの終着地点に一足跳びに到達してみたような試みである。示された指示も容易に想像力をかき立ててくれるようなものではなく、脳内が疑問符でうめつくされるか、思考が際限なく逸れていきかねないものが多い。むしろ指示通りにイメージするよりも、あえて逸脱したほうが楽しいとも言える。逸脱の仕方こそ、その人だけのオリジナルであるのだろうし。2019/02/18
暴れ文屋
1
想像で遊べる本です。おそらく組み立てた絵は十人十色です。
Mie Matsuoka
0
刺激と共感 マネじゃなくトライしてみたいと思う。
ぐぐ
0
冒頭の文の中に 「独りでそんな次元に立っているのは、あまりに淋しい」 という部分があります。 あまりに実験的、あまりに自然に偶然に身をゆだね、自分から手放した作品群。 良いとか悪いとかわからないけれど、本当に別次元に立っていた、彼女の語りが聞こえてきます。 オノヨーコを甘く見ていました。。