内容説明
本書では、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの種間の相違点について触れている。「ニホンミツバチは日本のミツバチ、ほかのミツバチとここが違う」という観点から、セイヨウミツバチと異なるニホンミツバチの特徴的な点を解説する。
目次
1 ニホンミツバチというハチ(ニホンミツバチと世界のミツバチ;固有の野生種か、家畜か ほか)
2 女王蜂と雄蜂(王台先端にあらわれる繭;変成王台と働き蜂産卵;交尾飛行時刻と交尾場所;女王蜂の人口授精;雄蜜蜂房の蓋にある小さな穴)
3 働き蜂(分蜂群が集結するのは、幹か、枝か;ランに誘引されるハチ ほか)
4 生産物と花粉媒介(まろやかな風味のハチミツ;ローヤルゼリーの採取は困難;プロポリスは集めない;期待できるポリネーター)
著者等紹介
吉田忠晴[ヨシダタダハル]
1946年、北海道函館市生まれ。1969年、玉川大学農学部卒業。玉川大学学術研究所ミツバチ科学研究施設教授。専門は養蜂学、昆虫行動学。農学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi
18
【図書館本】ニホンミツバチはなんと可愛く愛おしい存在なんだろう。と感じさせてくれる一冊。この本を読むとミツバチを飼ってみたくなりますが、実際は住宅環境から考えると難しい。2018/02/18
たまきら
2
一番最初に読むニホンミツバチの教科書の一つとして、ぜひ。学術的ですがわかりやすいですよ。2015/01/23
1877
1
ニホンミツバチはさまざまな場所に営巣場所を見つけ、したたかに生きているのである。2017/11/01
ねり梅
0
ミツバチの本を読んだので、もっとミツバチのことを知りたくなって読みました。コンパクトに分かりやすい。ニホンミツバチとセイヨウミツバチには、だいぶ違いがあるんだな。ますます飼ってみたくなった。2018/01/05
Keisuke Tsuchiya
0
セイヨウミツバチによる趣味として養蜂を営む養蜂家は、アメリカでは全体の95㌫。日本でもニホンミツバチによる趣味養蜂が広がりつつあるそうだ。2012/09/22