内容説明
伝説、風土を題材にしたイギリス児童文学の名作の背景や意味をたどる。作品の面白さを再発見するきっかけを与えてくれる児童文学案内。
目次
1章 イギリスのあけぼの(古代ケルト社会からローマの時代へ;アングロ・サクソン人の渡来;「海の狼」ヴァイキング)
2章 伝説の霧の中へ(アーサー王と円卓の騎士たち;ロビン・フッド伝説とシャーウッドの森)
3章 宗教と変革の影(清教徒革命後の大疫病;現代の宗教戦争;新しい社会へ;戦争の傷あと)
4章 作品がとらえた風景(アーサー・ランサムの風景;ビアトリクス・ポターの風景)
5章 伝承童謡に映されたイギリス(歴史的事件;祭りと儀式;建造物と地名;伝承童謡と王室)
著者等紹介
定松正[サダマツタダシ]
1937年、長崎県生まれ。現在、共立女子大学教授。日本児童文芸家協会理事
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