内容説明
戦前の旧制大学はエリート養成を目的とするドイツ型の大学で、戦後の新制大学は広く市民に開かれたアメリカ型の大学を目指した。現在、同年齢人口の4割に近い若者たちを収容するまでに大衆化した「日本的」大学、高等教育の「自己像」をいかに捉え、確立していくのか。
目次
序章 いまなぜ大学論か
第1章 変わりゆく大学
第2章 アメリカと日本
第3章 大学像をさぐる
第4章 私立大学のゆくえ
第5章 国立大学はいま
第6章 大学を動かす
第7章 高専を考える
第8章 入学者を選ぶ
終章 不透明な時代