目次
第1章 100万語多読とは?(これまでの「多読」と100万語多読;100万語多読の成果 ほか)
第2章 授業で行う100万語多読の方法(多読授業の特徴;多読授業三原則と先生の役割 ほか)
第3章 多読授業実践報告(学校での多読授業;高校での多読指導 ほか)
第4章 多読指導の広がり―子どもから社会人まで(学習塾での多読指導;児童英語教室での多読指導 ほか)
第5章 多読クラスの四季―多読用図書案内(春―歓声から惰性へ、惰性から再生へ;足慣らしは続く ほか)
著者等紹介
酒井邦秀[サカイクニヒデ]
電気通信大学総合文化講座助教授。日本多読学会会長。SSS英語学習法研究会創立メンバー
神田みなみ[カンダミナミ]
平成国際大学法学部法ビジネス学科助教授。SSS社会人ブッククラブ講師。学習院大学大学院博士前期課程修了。コロンビア大学大学院ティーチャーズカレッジ修士課程修了
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miki
13
外国語習得において、圧倒的な分量の言葉のシャワーを浴びせるアプローチを取るのが正解というのは同意するが、それを国内でやろうとするとき、ネイティヴと同じ分量はどうやってもインプットできないことを考えると、この説には限界があるのだろうか?という疑問がずっと自分の中にあったが、この本の第1章に書かれていた内容が腑に落ちた。つまり、外国語(第二言語)獲得においては、母語の確立が大きな助けになるため、ネイティヴと同量のインプットをせずとも第二言語を習得できるというもの。2017/10/01
fiskmas
1
辞書をひかない、分からない所は飛ばす、進まなくなったらやめるの三大原則をもとにした、多読のすすめ。授業実践の例なども盛り込まれた興味深い本。多読してみようかな。気楽そうだから、図書館を利用してまずは自分も始めてみようと思える本。効果のほどやいかに。2010/02/03
しおそら
0
前半は多読の授業実践例が、後半は企業の多読サークルや家庭での洋書読み聞かせ例が印象に残った確かに絵本の読み聞かせを英語の絵本でするのもアリだな。何で今まで思い浮かばなかったんだろ(´・_・`)。英語の多読、挑戦してみようかな。2014/02/28
るびを
0
主に学生への指導方法に関する内容だった。精読・文法・辞書なしと薦めているが、そもそも英語は必須科目だ。だから学生には+αとしての多読が有効なのでは?と感じた。とはいえ、学生でなくても読書好きが英語に慣れる方法の一つだなと思った。基本を学びながら、たくさんの本を読む。そのなかで好きな本を見つけ、じっくり読み込む。精読する本は自分で選ぶのが一番だと思う。最大の問題は本が高価すぎること。けれど「青空文庫」のような海外サイトを活用することで問題解決ですね。|free book|などで検索。名作が豊富です。2012/04/13
のんたん
0
多読三原則 1)辞書を引かない 2)分からないところは飛ばす 3)進まなくなったらやめる で「絵本」などほぼ絵しかないような本から自分のペースで読んでゆき、100万語を突破しよう!ペーパーバックが読めるようになろう!というような、一応多読を授業として取り入れたい方を対象にした本。だが、私は個人的にしてみようと思い買ったが、実践例も多く楽しめた。読んでみて大学の図書館には英語の実に簡単な本からハリーポッターまで大量にあるのでやってみたいと感じた。「SSS」で検索をかけるとサイトも出てくる。2010/04/26