内容説明
オノマトペの達人宮沢賢治の独創的でユニークな表現はどのように生まれたのか。「4つの法則」を初めて解明する。
目次
第1章 宮沢賢治とオノマトペ(オノマトペってどんなことば?;宮沢賢治はなぜオノマトペの達人なのか? ほか)
第2章 一般に使われているオノマトペ(1モーラを基本形に持つオノマトペ;2モーラを基本形に持つオノマトペ ほか)
第3章 解明!賢治オノマトペの法則(一音の違いが生み出す微妙なニュアンス;音の挿入が生み出す微妙なニュアンス ほか)
第4章 森羅万象 賢治オノマトペの世界(自然現象;自然現象以外の現象 ほか)
著者等紹介
田守育啓[タモリイクヒロ]
1946年大阪府生まれ。1979年南カリフォルニア大学大学院言語学研究科博士課程修了(Ph.D.)。1981年神戸商科大学助教授(現兵庫県立大学)を経て、兵庫県立大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きゅー
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よくここまで調べたなというくらい宮沢賢治のオノマトペが載っていて、ものすごく役に立った。まさしく私が探していた本という感じでありがたかった~。 音象徴的視点から読み解いて何になるのかはよくわからなかったけど…(^^;)2014/10/29
まーれ
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宮沢賢治が使ったオノマトペ、音象徴の観点からすると興味深いものですね。私も既存のものにとらわれず、伝えたいことにいちばん近い印象を持ってもらえるようなオノマトペを作って使っていこうと思いました。2013/07/18
悠
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研究発表のお供に。宮沢賢治のオノマトペ研究をする時、役にたちました。非常に心強いです。言語学的視点からなので、文学的視点がよみたい人にはお勧めできませんが……。ただ、最後の索引は有り難い!成る程と納得できる一冊です。2012/10/30