内容説明
「フランケンシュタインが本当に手に入れたかったものは人並みの容姿などではなく、まさしく人間のことばだった。彼は人間としてことばを交わしたかったのだ」。多才な言語学者が綴った謎と驚きに満ちた“言語ワールド”。
目次
脳が言語を支配する(ある日突然ことばを失ったら;1992年4月17日は何曜日? ほか)
ことば学のスタートライン(ヒトはいつからことばを使い始めたか;動物にも言語はあるか ほか)
音と語彙の話(日本語は美しいか;色の道教えます ほか)
ことばのヴァリエーション(むかしの日本語;ノウ・キャン・プレイ・ポロ・トゥデイ)
ことばと文化の親密な関係(ことばの効き目;英語で文句をつけてみよう ほか)
著者等紹介
今井邦彦[イマイクニヒコ]
昭和9年東京生まれ。東京大学文学部英吉利文学科卒業。文学博士。学習院大学教授、東京都立大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。