かつて日本人だった台湾日本語族の証言集
愛する日本の孫たちへ―かつて日本人だった台湾日本語族の証言集〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 235p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434103773
  • NDC分類 222.406
  • Cコード C0095

内容説明

やっかいな隣国、韓国に対して、もう一つの隣国、台湾は日本にどんな感情をもっているのでしょう?韓国と同じ条件で日本統治時代を過ごし、韓国人同様かつて日本人であった台湾のおじいちゃん・おばあちゃんたちは日本の過去の行いに対して、肯定的な意見がほとんど。そこにこそ、歴史の真実があると思えてきました。アジアの将来を憂い、日本人を叱咤激励して下さる、台湾日本語族11人の証言集。

目次

1 ABS樹脂製造で世界一の企業「奇美実業」創業者・許文龍さん―植民地統治は悪いこと?そうとは言い切れません
2 元少年工の交流会「台湾高座会」の斗六区会会長・黄茂己さん―寒かった、ひもじかった。少年工の思い出
3 半導体デザイン会社「偉詮電子股〓(ぶん)有限公司」会長・蔡焜燦さん―日本人よ、日本を愛しなさい
4 日本語を愛する台湾人の会「友愛会」名誉会長・陳絢暉さん―「『貴様』の名前は知っていました」誤訳が引き起こした騒動
5 日本海軍出身の台湾人の会「台湾日本海交協会」理事長・葉子成さん―自分の国のために戦って死んだ人たちを敬って何が悪い?
6 『台湾のいもっ子』著者・蔡徳本さん―日本人が知らない、日本が去ったあとの暗黒の台湾
7 グアテマラ共和国にてコーヒー農園経営・郭振純さん―厳しい拷問の末、二十八歳から五十歳までを監獄で過ごす
8 「友愛会」会員・劉心心さん―台湾語、日本語、中国語、英語。色々な言葉を話せるけれど
9 「台湾退役軍人及び遺族協会」理事長・許昭榮さん―元日本兵の台湾人のその後、皆さんは知っていますか
10 翻訳や通訳、貿易仲介などを手がける「総合服務中心」代表・鍾紹雄さん―日本人よ、泰平の眠りから目を覚ませ

著者等紹介

猪股るー[イノマタルー]
1971(昭和46)年、東京生まれ。フリーランスライター。日本語教授法を学び、日本語教師の経験も。1999(平成11)年より韓国の西江大学韓国語教育院にて韓国語を学ぶ。韓国での体験がきっかけで日本の植民地時代に興味を持つ。2004(平成16)年より、日本統治時代を知る台湾の人々を対象とした取材を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ワタナベ読書愛

1
第二次世界大戦前に、日本軍が台湾を統治していた。 植民地時代に台湾で生活し、日本語を話す人たち(日本語族)に当時の様子を語ったもらう。 驚くべき事実が、心を打つ。11人の証言者は、日本人が威張っていていじめられたという過去を持つ人ですら、あの頃は良かったという。他の国の植民政策と違い、日本人は自分の国を良くするために、台湾の地のインフラや治安を整え、教育を普及させ、礼儀作法を学ばせたという。 戦後、日本が引き揚げてからの台湾の状況はあまりに悲惨であった。 これが事実なら、どうして伝えないのだろうか?2019/11/27

にゃーぷー

1
人生の中で、海外旅行に行く流れが来たら、親日国のいずれか台湾に行きます。 日本は早く、台湾を認め、日台同盟を結んだらイイと思うよ! 世代交代で台湾の「親日」が薄まらない内に、親密になっておきたい。 日本をとても愛して下さっている、台湾日本語族の皆様。2010/11/20

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