シュプリンガー数学クラシックス
不等式

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  • サイズ A5判/ページ数 417p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431710561
  • NDC分類 413.51
  • Cコード C3041

内容説明

本書は、G.H.ハーディ、J.E.リトルウッド、G.ポーヤという数学界の巨星たちが、数学のあらゆる分野において重要な役割を果たす不等式たちについて、その起源を遡り、コンパクトに証明をまとめた書。本書の前半部分では、まず解析学において重要かつ基本的な算術平均と幾何平均の定理(定理9)、ヘルダーの不等式(定理11)、ミンコフスキの不等式(定理24)を紹介し、それぞれについて、いくつもの視点からの全く異なる証明を与えている。そして後半部分では、前半で提起された問題についてさらに詳細に考察がなされており、複素関数の理論、フーリエ級数の理論、直交関数系の一般論などへの格好の入門書ともなっている。

目次

第1章 序論
第2章 基本的平均
第3章 関数の平均と凸関数の理論
第4章 微分積分学の応用
第5章 無限級数
第6章 積分
第7章 変分法の応用
第8章 双線形形式と多重線形形式に関する定理
第9章 ヒルベルトの不等式とその類似と拡張
第10章 再配列

著者等紹介

ハーディ,G.H.[ハーディ,G.H.][Hardy,Godfrey Harold]
1877年、英国クランレー生まれ。1899年、ケンブリッジ大学トリニティ校を卒業。オックスフォード大学教授(1919年‐1931年)、ケンブリッジ大学教授(1931年‐1942年)。解析的整数論における多くの業績の他、フーリエ級数論やディオファントス近似論などに重要な研究がある。インドの数学者ラマヌジャンを支援したことでも知られる。1947年、英国ケンブリッジにて歿

リトルウッド,J.E.[リトルウッド,J.E.][Littlewood,John Edensor]
1885年、英国ロチェスター生まれ。1907年、ケンブリッジ大学トリニティ校を卒業。ケンブリッジ大学教授(1928年‐1950年)。35年にわたるG.H.ハーディとの共同研究により、リーマンのゼータ関数、フーリエ級数論、解析的整数論、可積分論などについての論文を発表。1977年、英国ケンブリッジにて歿

ポーヤ,G.[ポーヤ,G.][P´olya,George]
1887年、ハンガリー、ブダペスト生まれ。ブダペスト大学などで学ぶ。アメリカ合衆国に亡命後、ブラウン大学を経て、スタンフォード大学教授(1946年‐1953年)。複素解析、級数論、数論、組合せ論など、幅広い分野で業績を残す。また、数学の普及にも力を注いだ。1985年、アメリカ合衆国パロ・アルトにて歿

細川尋史[ホソカワヒロシ]
筑波大学博士課程数学研究科中退。横浜国立大学教育人間科学部助教授。理学博士。専門:代数学、特に数論
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