暗号と確率的アルゴリズム入門―数学理論と応用

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 444p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431710257
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3041

内容説明

本書では、前半で、対称および非対称鍵概念、デジタル署名、暗号プロトコル(相手認証方式、電子選挙、電子現金等)を扱っている。後半では、暗号方式の安全性や関数の一方向性の性質のような基礎概念がどのように厳密化されうるか、またRSA方式のような公開鍵暗号方式の安全性をどんな仮定が保障するかを、確率論を使用して示した。一方向性関数のビット安全性、計算量的完全擬似ランダム生成器、ランダム性と暗号方式の安全性の間の緊密な関係のような、より進んだ話題が解説し、証明可能安全暗号方式や署名方式の典型的な例、そしてそれらの安全性証明を与えている。

目次

第1章 序論
第2章 対称鍵暗号化
第3章 公開鍵暗号
第4章 暗号プロトコル
第5章 確率的アルゴリズム
第6章 一方向性関数と基本仮定
第7章 一方向性関数のビット安全性
第8章 一方向性関数と擬似ランダム性
第9章 証明可能安全暗号化
第10章 証明可能安全デジタル署名

著者等紹介

林芳樹[ハヤシヨシキ]
京都大学数理解析研究所研究員。現在、京都大学非常勤講師。専門は数論(保型形式)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。