内容説明
本書は、伝説の数学者集団ブルバキを貴重な写真資料とともに活写した、痛快きわまる、前代未聞の青春グラフィティーである。
目次
1 グループがつくられる
2 名前にまつわる伝説
3 若者と大御所
4 『数学原論』
5 公理的方法と構造を目指して
6 ブルバキの断片:フィルター
7 セミネール・ブルバキ
8 繊細にして謹厳な学生達
9 『人間精神の名誉のために』?
10 学校教育での「現代数学」
11 不死の数学者?
著者等紹介
マシャル,モーリス[マシャル,モーリス][Mashaal,Maurice]
1957年生まれ。1988年にエコール・ポリテクニクの理論物理学センターでTran N.Truongの指導のもと、素粒子理論物理学の分野でPh.D.を取得。その後1990年までエコール・ノルマル・シュペリユールでポスドクとなる。1990年より1997年まで、科学ジャーナリスト・編集者として、フランスの月刊科学雑誌La Rechercheで、物理数学部門の責任者となる。1997年より、フリーのジャーナリスト・編集者として、数学物理学を一般の人々に広めるため、執筆・編集・翻訳で活躍している
高橋礼司[タカハシレイジ]
1927年静岡県に生まれる。1951年東京大学理学部数学科卒業。1953年フランス政府招聘留学生として、ナンシー大学に留学。1967年東京大学教養学部教授。1975年ナンシー大学理学部教授。1982年上智大学理工学部教授。1993年放送大学教授。1998年定年退職。専門、群の表現論
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