内容説明
日々の天気を運んでくる地球をめぐる大きな風。その美しい姿の奥にひそむ大自然の摂理。日常見なれた天気天候をグローバルな視点に立った遠近法で見なおす楽しみを、身近なたとえ話から始めてやさしく語りかける新しい気象観。
目次
序章 遠近法の楽しみ
第1章 大気のグローバル循環
第2章 地球の温度
第3章 気圧と風
第4章 波のはたらき
第5章 成層圏と中間圏
第6章 赤道の風
第7章 オゾンホール
第8章 地球温暖化の諸問題
第9章 カオスをめぐる断章
著者等紹介
広田勇[ヒロタイサム]
1937年北海道生れ。東京大学理学部物理学科卒業。大学院博士課程修了、理学博士。東京大学理学部助手、米国大気科学研究センター客員研究員、気象庁気象研究所主任研究官、英国オックスフォード大学客員研究員、等を経て2001年3月まで京都大学大学院理学研究科教授。現在京都大学名誉教授、日本気象学会理事長
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