シリーズ「あいだで考える」<br> ことばの白地図を歩く―翻訳と魔法のあいだ

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シリーズ「あいだで考える」
ことばの白地図を歩く―翻訳と魔法のあいだ

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784422930992
  • NDC分類 K801
  • Cコード C0398

出版社内容情報

「あいだで考える」フェア開催中!
フェア特典として、『自分疲れ―ココロとカラダのあいだ』『SNSの哲学―リアルとオンラインのあいだ』発売時に初刷限定で挟み込まれていた「あいだ新聞」をお付けいたします。

※フェア・特典は終了致しました。



不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



『ことばの白地図を歩く――翻訳と魔法のあいだ』

ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを、読者と一緒に“クエスト方式”で考える。読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。(装画:小林マキ)

内容説明

読書の魔法にかかってみよう。国境線のない真っ白な地図を持ってことばと翻訳の旅に出よう。

目次

はじめに 印刷機からのメッセージ
1章 ことばの子供時代―地図をひろげてみる
2章 文化の選びかた―地図を歩きはじめる
3章 ほんとの魔法―森に入っていく
4章 こいつは四角い関係だ―宝箱の見つけかた
おわりに 旅のゆく先

著者等紹介

奈倉有里[ナグラユリ]
1982年東京都生まれ。ロシア文学研究者、翻訳家。ロシア国立ゴーリキー文学大学を日本人として初めて卒業。著書『夕暮れに夜明けの歌を』(イースト・プレス)で第32回紫式部文学賞受賞、『アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯』(未知谷)などで第44回サントリー学芸賞受賞。訳書に『亜鉛の少年たち』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著、岩波書店、日本翻訳家協会賞・翻訳特別賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

87
10代以上すべての人のための人文書〈シリーズあいだで考える〉の1冊。ロシア文学の翻訳者が、翻訳について「原著を何度も何度も読みこむ。どんな日本語にするか考える。そのあとに翻訳を始める」「翻訳とは、言葉を訳すだけではなく、ことばと読者の関係そのものを訳すこと」と、その極意を伝える。名倉さんらしく誠実さが伝わってきてよかったが、副題になぜ「翻訳と原文」とせずに「翻訳と魔法のあいだ」にしたのか、その意味を汲み取れないままに読み終えた。きっと伝えたいことがあったのでしょうね。→2024/01/20

kaoru

86
ロシア文学翻訳者・奈倉有里さんの著書。ゲームの攻略本の体裁を取っているのは若い読者を意識したせいか。子供の頃トルストイの童話に魅かれた彼女は、新しい言語に出会いその国の文化を愛し翻訳に至るまでの道筋をわかりやすい言葉で解き明かす。「文化を学ぶことは…『〇〇人としてのアイデンティティ』をほぐし、もっと広い地平に踏み出すこと」と言った示唆に富む表現が各所に散りばめられている。翻訳の過程で必要な調査や訳語の選択の記述も興味深い。何より様々な文化に触れて視野を広げて欲しいという彼女の熱意が伝わってくる好著。2024/01/26

コットン

66
ロシア文学の研究者であり翻訳者でもある著者が語る言語や翻訳についての多分十代前半から読める軽めだけれど奥が深い本で読書の魅力についても語っている。著者のロシアでの先生が授業の中で状況を踏まえた言葉の翻訳を考えさせた後、お気に入りの回答を見つけ「いい翻訳家は、いい詐欺師!」という言葉を言ったがしっくりした言い回しが直訳とはズレていたとしても読者にとってはより分かりやすい気がする。自身の翻訳についても書かれていて翻訳家の大変さがわかる。2023/10/19

キムチ27

49
創元社が仕掛ける【間で考えるシリーズ】ラインナップの一つ~ロシア語翻訳者奈倉さんが筆をとる。文庫版でも新書版でもない新しい掌すっぽりサイズは心地よい。中身はギッシリながら、クエストに導かれてずんずん扉を開いていく形式は若者は無論、おばさんでも楽しく読めた。子供のころよく目にした神西氏のエピソードも出てきて。。その当時「怖い」というイメージで忌避してきたスラブ系の民族、文化。世界に占める割合を考えると味わわなきゃ損とばかり数年前に足を踏み入れたが。折からの侵攻で語学放送はとん挫。翻訳者として日々、感覚を研ぎ2023/06/30

もぐもぐ

44
語学学習について、翻訳家という仕事について、著者のロシア留学時代のエピソードも織り交ぜながら綴られる。奈倉さんの文学へのときめきや熱い想いは『夕暮れに夜明けの歌を』と同様にとても心地よい。ティーンだけでなく全ての年代の人が楽しめる内容だと思います。引用・紹介された本たちも読んでみたくなりました。「本を読むって、それ自体が魔法のようなもの」ってその通りですね。2024/02/29

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