出版社内容情報
難しいと思われがちな「方程式」をあえて主人公に据え、偉大で美しい24の方程式を歴史の流れとともに概観する刺激的な数学書。
難しいと思われがちな「方程式」。本書はそれをあえて主人公に据え、数学や科学、世界を変えた発見がなされるまでの道のりと意外なエピソードを紹介してゆく。「1+1は2」だと本当に断言できるのか? 素朴な疑問を皮切りに、ピタゴラスの定理から非ユークリッド幾何学、有名なE=mc2、さらには金融工学に不可欠のブラック・ショールズ方程式まで――。偉大で美しい24の方程式を歴史の流れとともに概観する格好の案内書。
はじめに
序 章?そろばん売りvs ノーベル賞学者
第1部 古代の等式
1 足し算は証明する必要がない?──世界でもっともシンプルな式
2 新しい概念への抵抗──ゼロの発見
3 斜辺の2乗──ピタゴラスの定理
4 円をめぐる問題──πの発見
5 ゼノンのパラドクス──無限の概念
6 てこの原理──支点・力点・作用点
第2部 大航海時代
7 数学の果たし合いと虚数──カルダーノの公式
8 天空の秩序──惑星の運動に関するケプラーの法則
9 世紀を超える挑戦──フェルマーの最終定理
10 前人未踏の大陸──微分積分の基本定理
11 りんご、伝説……彗星──ニュートンの法則
12 偉大なる探究者──オイラーの公式
第3部 プロメテウスの時代
13 代数の新世界──ハミルトンと四元数
14 流れ星ふたつ──群論
15 クジラとアリの幾何学──非ユークリッド幾何
16 “ 素” なる数──素数定理とリーマン予想
17 熱伝導とスペクトル──フーリエ級数
18 「光あれ」と神はいわれた──マクスウェルの方程式
第4部 われらが時代
19 光電効果──光と量子、相対性理論
20 安物葉巻とウェストミンスター寺院──ディラック方程式
21 帝国を築く──チャーン・ガウス・ボンネの定理
22 小さな無限──連続体仮説
23 カオスの論理──ローレンツ方程式
24 虎を手なずける──ブラック- ショールズ方程式
おわりに──未来には何がある?
参考文献
索引
感想・レビュー
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KAZOO
鳥義賊
ネクロス
WATA
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