出版社内容情報
【解説】
中国と日本では、宗教が現実の国家体制の安定要因としても機能してきた。中国の官僚制度の基盤となった儒教、戦前の日本を支えた神道などが、その例である。本書では、仏教の三大宗派(小乗・大乗・金剛乘)、儒教、道教、神道を取り上げ、世俗の体制との関わりを論じつつ、それぞれの特色を浮き彫りにしていく。また、「武術と宗教」と題した最終章では、少林寺拳法や相撲などについて、興味深い考察が加えられている。
【目次】
第1章仏教の三大宗派
第2章不死への「道」―道教
第3章官僚制度のモデル
第4章自然への信仰―神道
第5章武術と宗教
内容説明
オールカラーで読むまったく新しい世界宗教史。第4巻では、仏教、道教、儒教、神道をとりあげ、中国と日本において、それらの宗教がどのように民衆に受けいれられ、国家を支えるシステムとして機能してきたかを解きあかす。
目次
第1章 仏教の三大宗派
第2章 不死への「道」―道教
第3章 官僚制度のモデル―儒教
第4章 自然への信仰―神道
第5章 武術と宗教
著者等紹介
ヴァレ,オドン[Vallet,Odon]
1947年生まれ。国立行政学院(ENA)、パリ政経学院卒。法学博士。宗教学博士。パリ第1・第7大学で政治と宗教、法律と社会の関係などについて教えている。おもな著書に『世界の宗教』『イエスとブッダ』『宗教とはなにか』『女性と宗教』などがある
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