「知の再発見」双書
紙の歴史―文明の礎の二千年

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422211893
  • NDC分類 585.02
  • Cコード C0358

内容説明

1990年には敦煌近郊で、書写の跡が見られる前漢時代の紙片が多数発見された。少なくとも蔡倫が生きた300年前には、すでに文字の伝達媒体として紙が利用されていたことが証明されている。

目次

第1章 アジアの紙
第2章 紙の道
第3章 ヨーロッパの製紙所
第4章 機械とパルプによる工業化の時代
第5章 新たな時代の紙
資料編

著者等紹介

ビアシ,ピエール‐マルク=ドゥ[ビアシ,ピエールマルクドゥ][Biasi,Pierre‐Marc de]
国立科学研究センターのITEM(現代文献研究所)研究所長。Arte社映画「紙の物語」「芸術家の紙」の製作に携わる。生成批評の専門家で、フローベールや20世紀の文学・芸術に関するおびただしい著作がある

丸尾敏雄[マルオトシオ]
1936年生まれ。九州大学理学部化学科卒。日本パルプ工業入社、合併により王子製紙社員となり、研究所、工場及び本社技術部などを歴任。1998年退社して現在、紙の博物館学芸部長。日本・紙アカデミー理事

山田美明[ヤマダヨシアキ]
1968年生まれ。東京外国語大学英米語学科中退。仏語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aki

10
紙と本は切っても切れない関係…2016/01/25

舟華

7
紙を使って仕事をし紙の本がいいと叫んでいる私なので、学ばねばならぬと思って手に取る。紙の発祥から発展へ。そして現在まで…。なのですが2007年初版らしいので現在とは少しだけ違うかな。こういった物の歴史に触れると中国の凄まじさを実感する。ここまで紙が使われるようになったのはここ100年くらいなんだと改めて認識した。紙は凄いし好きだからこそ大事に大事に使っていきたい。どんな着地をするのだろうか、現実に生きながら見ていきたい。 ◆やはり本好きの麗乃ちゃんこのシリーズ読んでる気がしてならない(笑)2021/06/20

Hiroki Nishizumi

3
読み直して、放馬灘紙に感心した。2024/04/21

wang

2
中国で紙が発明されそれが徐々に世界に伝搬し、ルネサンス期に欧州に到達、印刷術の発明とプロテスタントの布教により爆発的に進歩した。というのが概略の理解だったが、紙の発明により本や文書作成が大幅に進歩はしたが、その数量は原料となり古布の調達にかかっており大量生産がなかなか進まなかった。木材パルプを原料にして低価格かつ大量生産できるようになったのが19世紀になってからというのは驚きだ。機械化の発明時のトラブルも興味深い。2022/09/03

Hiroki Nishizumi

1
挿し絵や資料が豊富なところは評価するが、いかんせん文章がイマイチ。惜しい。2017/06/07

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