出版社内容情報
【解説】
象についての神話伝説から,動物学,環境問題までを広く記述した博物学的著作であり,太古からの人と象の交流がつむぎ出した様々な「物語」を記述する試みである。
目次
第1章 象の生態
第2章 アジアとアフリカ―生と死のイメージ
第3章 ヨーロッパの記憶
第4章 狩りから大量殺戮へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オノ版図
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動物園でゾウの飼育員さん体験をさせていただく機会があったため、人とゾウのかかわりの歴史について学びたくなり読みました。2015/07/01
Evod
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童謡で歌われるほど、日本では子供から大人まで親しみを覚える象。この本では彼らが野生から人間社会に入り込んだ過程、各時代各地域でどのように扱われてきたかを紹介している。題名に「物語」と書いてあるように専門的な内容ではない。個人的には世界史のおさらい+雑学として楽しんだ。食料、戦争、娯楽、象徴、そして外交カードのひとつとして象を取り巻く世界は刻々と変化する。次の時代、はたして象はどんな立場にいるのか、はたまた絶滅しているか。2012/02/13
naoto
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象って、昔から人間に利用されてきたんですねぇ~。2008/09/11