内容説明
エンロン事件やカネボウ事件の影響を受け、近年とみに進んだ「厳格監査」化。導入された新制度、監査業界の変化、高額化する監査報酬…多種多様に変わりゆく監査実務の激流を、ここにとらえる。
目次
第１章 厳格監査（監視体制と罰則の強化；上場会社監査事務所登録制度の新設；職業倫理の厳守）
第２章 監査人（監査契約の締結と解除；会計監査人の変更；監査業務の拡大；株式公開支援業務；監査報酬；責任限定契約；有限責任監査法人；特定社員；公認会計士試験制度と就職事情；海外提携会計事務所）
第３章 監査の実施（リスク・アプローチ；経営者ディスカッションと経営者確認書；監査役とのコミュニケーション；ゴーイング・コンサーン；重要性の基準値；パートナー・ローテーション；レビュー・パートナー；内部統制監査；四半期報告書のレビュー）
第４章 監査報告（監査報告書）
第５章 最近の事例から（最近の不正事例―ニイウスコー；最近の訂正事例―ＩＨＩ；最近の訂正事例―フラバ産業）
著者等紹介
川口勉［カワグチツトム］
昭和４６年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。昭和４９年公認会計士登録。平成８年～１０年公認会計士第２次試験委員。平成１４年～１７年中央大学客員教授。昭和５４年～平成１９年みすず（中央青山）監査法人代表社員。平成１９年８月～現在、太陽ＡＳＧ有限責任監査法人代表社員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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