きものがたり

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きものがたり

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418995059
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

幼い頃から日常きものに慣れ親しんできた著者が、そのコレクションを初公開。女たちの艶やかなきもの姿に囲まれて育ち、独特の女の世界を構成する著者がつづる、きものをめぐるエピソード。『櫂』や『春燈』など、土佐・高知を舞台にした半自伝的ともいえる小説に描き出された世界が彷彿とする、心にしみるエッセイ集。 |(

内容説明

たくさんの思い出と歴史が詰まった箪笥のなかのいとおしきものたち。幼い日からきものに親しんできた著者のコレクションのすべてがここに…。日本人の心に染み入る珠玉のエッセー集。

目次

一月―礼装・「寿ぎの日」
二月―羽織・「幸せを羽織る」
三月―訪問着・「華やぎの刻に」
四月―桜のきもの・「花を纏う」
五月―大島・「母のきもの」
六月―縞のきもの・「ふだん着に遊ぶ」
七月―薄物・「夏に装う」
八月―帯・「厄除けの思い出」
九月―刺繍のきもの・「糸をあやなす」
十月―絣のきもの・「もんぺファッション」
十一月―色無地・「染め、ひと色」
十二月―絞り・「総絞りのおちゃんちゃん」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほっそ

4
テレビの追悼番組で壇ふみさんのお着物姿を見て、つい読みたくなりました。たくさんの着物の写真・・・着物を新調するタイミングをいろいろ書いていらした。また、大きな出来事があると(受賞やヒット)いただいたりしたようです。 かなり前に一度読んでいるはずですけと・・・記録も記憶もなし。2015/02/09

堆朱椿

2
着物と着物を着た著者の写真満載。写真の着物は新しい物が多く華やかだが、エッセイの内容は戦前戦後の貧しい時代を行き来きする。大正最後の年生まれの著者の着物史には厚みがある。失われつつある厚みだと思う。平成に着物を着るエッセイスト達は「親からは着物について教わっておらず独学で勉強した」とよく書いてある。その心もとなさがわかる気がした。2016/01/31

ひろ

2
和の色がたくさん出てくるので、配色辞典で確認しながら読みすすめる。2015/02/16

rinrinkimkim

1
しいほるとの娘下巻が手元に届かず・・つなぎの1冊。50歳になりますとちょっとしたお出かけに着物が重宝するんですね、体系的にも将来を考えても。で、勉強のために読みましたが先生の自慢がちりばめられ若干ハナにつきますが前田青頓夫人の取材面会時「仕事に訪問着などじゃらじゃら着て行くのは非常識」と格子のつむぎに無地の帯で「いい趣味でござんすね」と合格点を賜り喜ぶ姿ははつらつとした先生!さわやかでようござんした。高知では大島はすごく高価で格のある着物だけど京都あたりでは女衆の作業着というあたりも参考になりました。2015/05/06

AnoA

0
日本の色の名前を、身体に沁み入りて話せる女(ひと)の美しさ。2015/12/11

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