出版社内容情報
「美」は美しく生きてこそ宿る…。この中世以来の美意識“風姿”こそが今大切だと著者は言う。透徹した眼と深い洞察力とで、絶えず日本人と日本文化に言及してきた著者の美学の真髄28篇。
内容説明
「風姿」とは、単に姿・形の“よさ”をさすのではない。人やモノの“風格”や“品性”までを含めた「美意識」で、中世以降、日本人の「生き方・見方」の基準であった。日本文化への高い見識と深い洞察に溢れた名文集28篇。
目次
よびつぎの文化
焼きものの話
六十の手習い
さくらの流れ
世阿弥を語る
きもの美―選ぶ眼・着る心
天上大風 良寛
余白の人生 青山二郎〔ほか〕