内容説明
心地よい住まいとは？豊かな空間とは？人間に対するあたたかい眼差しに支えられたデザイン。建築家・吉村順三が初めて語る、住宅設計の心と手法。
目次
第１章 暮らしの変化に対応する家
第２章 風景の中の家
第３章 住まいのプロポーション
第４章 楽しさの仕掛け
第５章 家具・照明
第６章 旅する人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YM
52
吉村順三さんは、僕が好きな建築家中村好文さんの師匠。その二人の対談本。やっぱりこの人たちのつくる家、考え方が好きなんよなあ。でもすごく丁寧で繊細だからコストと時間が掛かって数は増えない。社会への影響力は低いと思う。だからディベロッパー主導の経済性を優先した建物が気付けば日本の住文化をつくってる。それはそれでよくできた仕組み。でもやっぱり僕は昭和の日本が生み出した木造のモダニズム住宅が好き。シンプルで機能的で手ざわりが良くて住めば住むほど愛着がわく。んー何ができるか。2015/01/28
moyk
1
吉村順三と中村好文が暖炉の前で話し合ってるような対話形式で書かれてる。今ではシンプルで格好いい、ストイックな感じの住宅が多いけど、やっぱり吉村みたいな暖かくて身体に響くような家が造りたいと思う。2013/02/20
Kazuyuki.Ta
1
絶版で高くなってるし諦めかけてたけど、図書館で見つけれて良かった。吉村の建築への思い、住みやすさとは何なのか。そう言った部分を弟子の中村との対談という形式で掘り下げていってます。やっぱり吉村さんは尊敬出来るなぁ。2012/06/29
