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饗宴外交―ワインと料理で世界はまわる

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784418125067
  • NDC分類 319
  • Cコード C0095

出版社内容情報

宴席献立からわかるパワーバランス!サミットやホワイトハウスではどんな饗宴が繰り広げられているのか。西川恵氏待望の最新刊。

「エリゼ宮の食卓」「ワインと外交」などの人気作品で知られる著者西川恵氏は、《料理・ワインの世界》と《外交政治》というまさに《軟》と《硬》、一見別次元の領域を見事にひとつの世界に融合させて定評のあるジャーナリスト。本書は待望の最新刊である。サミットやバッキンガム宮殿、ホワイトハウスではどんな饗宴が繰り広げられているのか、どんなワインが振舞われているのか・・・下世話な興味なれど政治音痴のわれわれでも興味津々。そんな世界のトップの宴席献立からわかるパワーバランス!・・・「なるほど!!このワインを出されたらこの国では**扱いなのか」、「中国では**スープが出されないとVIPでもランク下なのか」などなど、トリビアに満ちた物語から、感動のスピーチ、ファーストレディ、舞台裏の人間模様まで一気に読ませる内容。外交とは〈第一級のドラマ〉なのだ。まさに「世界で一番受けたい外交の授業」ともいえる一冊だ。

内容説明

迎賓館赤坂離宮、日本・首相官邸、ホワイトハウス、フランス・エリゼ宮、バッキンガム宮殿…。華やかな饗応メニューから読み解く、国際政治と外交のキーワード。そして宴席の舞台裏に鮮やかに浮かび上がる人間ドラマ。

目次

皇室外交の真髄―誰にも平等に、最高のものを
首相官邸のもてなし術―「白馬」ワインは通じたか?
震災外交とサルコジ―郡山でのナショナルデー
英女王と歴史和解―地雷原を優雅に、巧みに
招宴外交と料理人―美味しいところに人は集まる
オバマ大統領の饗宴―プラグマティストの仕掛け
小渕首相と沖縄サミット―キミに勲章を授けよう!
G8サミットと社交晩餐会―ファーストレディーの反乱
シラクvs橋本龍太郎―米国の産みの親はフランス?
日中の首脳交流―礼は往来を尊ぶ
イランとウィーン条約―ネクタイを締めるのはいつ?

著者等紹介

西川恵[ニシカワメグミ]
毎日新聞社外信部専門編集委員。1971年毎日新聞社入社。社会部を経て1979年外信部。テヘラン支局(82~84年)、パリ支局(86~93年)、ローマ支局(96~98年)。1998年から2001年まで外信部長。論説委員を経て2002年から現職。著書に『エリゼ宮の食卓』(新潮社、97年サントリー学芸賞)など。フランス政府国家功労勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桃水

18
2012/06/25: 外交の舞台における料理やワインについて取り上げた本。普段見ることがない外交の裏側を垣間見られてよかったですが、最後の章でのイランの公式服装については一言余計だと思いました。2012/06/17

yraurb

7
図書館で借りた本。外交で開かれる晩餐会に供された食事についてのエピソードがいろいろ。ただ、晩餐会のような形はだんだんなくなっていて今は仕事の話をしながらランチという形が主になっているそうな。そんな中で皇室で行われる晩餐会についてはどんな相手であっても最高のおもてなしをする、というのが印象に残った。2016/06/08

kao

5
★4.5 超がつく第一級の外交資料と言ってもよいと思う。饗宴でのワインと料理からこれほどの「意味」が読めるのか、さすが西川氏。2020/01/05

カリスマ予備校生

4
外交の場で提供される食事に込められたメッセージの話。2000年代の外交の話が出てきてその辺の資料としても面白いかもしれない。豪華絢爛な会食への批判に対してもこたえているのが面白い。2016/12/25

ふらぬーる

4
2011年秋時点で、世界各国にある日本大使公邸のお抱え料理人150人中25人はタイ人(121頁)。生活環境が厳しい国を希望する日本人料理人が少なくなったこと、タイ人の温和な性格、バンコクには日本レストランが多く、日本料理の基礎がある料理人が豊富なこと等が主な理由。2012/07/07

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