感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
5
ちょっと前にテレビで観たターシャチューダーが「四季の無い土地には住みたくない。」と言っていた言葉に(うんうん)とうなずく自分がいた。良寛さんが住んでいた五合庵。冬はさぞや寒かっただろうに彼も又『形見とて何か残さむ春は花夏ほととぎす秋はもみぢ葉』と詠んでいる。移ろう季節の美しさを前にすると、暑さ、寒さなんてとるに足らない事の様になってしまうんだろうなぁ。目を潤ませて世をうっとり眺めていた良寛さんの表情が思い浮かぶ。2020/07/04
さたん・さたーん・さーたん
2
良寛の一生、詩歌をゆかりの地の美しい風景写真と共に紹介。前半は良寛の生涯や歌が簡潔に記され、大判の写真とともに読みやすいが、巻末にまとめて掲載された詩歌は解説がなく少し残念。2017/05/10