出版社内容情報
夢をもった子どもたち、夢をわすれかけたおとなたちへ勇気が湧いてくる冒険ファンタジー
内容説明
いらいらしてる?しなければならないことがありすぎる?これをしろあれをしろってうるさく言われる?もう自分がだれだかもわからなくなっちゃった?ちょっと待って!それじゃ、とっておきのバカンスをとろうよ。“むだに過ごしたときの島”で。イタリアアンデルセン賞受賞。
著者等紹介
ガンドルフィ,シルヴァーナ[ガンドルフィ,シルヴァーナ][Gandolfi,Silvana]
寡作な作家で、1992年に第1作を発表してからこれまで、子ども向けの作品を6冊しか出していない。しかしそのほとんどが何らかの賞を取り、1996年には『むだに過ごしたときの島』(L’isola del tempo perso)で、イタリアでもっとも権威のある児童文学賞、アンデルセン賞を受賞している。物語はどれも独創的で、舞台はエキゾティックである。児童文学作家として、イタリアではすでに高く評価されている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiriya shinichiro
1
児童文学と侮ったら痛い目にあう、ものすごいメタフィクション。読み始めて数ページですでに三重構造。『星の王子様』の次に『蠅の王』が飛び出してくるから油断ならない。一応話の最後に、オチはついてるんだけど、このオチは、果たしてオチなのか……誰が誰のイマジナリー・フレンド? ありそうでいて、わりとない感じの小説です。フランス系も時々凄いのがあるけど、イタリア系も凄いね。何度でも読めるし読むべき本。 単純に、ジュリアとアリアンナの百合物語として読んでも面白いと思うけどね。2014/07/30
K
0
子供の時に読んで、すごく好きだった気がする。思い出せないのでいつか読み直したい。
がる
0
アンデルセン賞受賞作。視点はおもしろいなーと思いましが、ちょっと物足りない気もしました。今時なお話かも。2010/02/27