目次
第1話 本木昌造・平野富二、危機一髪―幕府輸送船長崎丸二号遭難始末
第2話 明朝体が上海からやってきた―ウイリアム・ギャンブルの来崎
第3話 移転を繰り返すミッションプレス―美華書館跡地考
第4話 四角の中に押し込めること―築地活版の仮名書体
第5話 ゴマンとある漢字―増え続ける漢字数
第6話 漢字に背番号―一九世紀のコードポイント
第7話 Meは横組み、拙者は縦組み―幕末・明治の和欧混植
第8話 無名無冠の種字彫師―活字書体を支えた職人達
第9話 毛筆手書きの再現はうまくいくのか―連綿体仮名活字の開発
第10話 アイディアは秀、字形は不可―偏傍・冠脚を組み合わせる分合活字
著者等紹介
小宮山博史[コミヤマヒロシ]
1943年東京新宿生まれ。国学院大学文学部卒業。佐藤タイポグラフィ研究所に入所し、佐藤敬之輔の助手として書体史、書体デザインの基礎を学ぶ。佐藤没後研究所を引き継ぎ、書体デザイン・活字書体史研究・レタリングデザイン教育の三つを柱として活動。武蔵野美術大学、桑沢デザイン研究所、阿佐ヶ谷美術専門学校の非常勤講師。佐藤タイポグラフィ研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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