出版社内容情報
本書は、知覚を軸にデザイン/建築双方の第一線で活躍する著者による、画期的な「表現」解体書です。
内容説明
「平面」「空間」の概念をリセットする。余白、ヴォイド(void)への魅惑的な新しい眼差し。身体を通した「平面」「空間」の未踏の革新的論考。
目次
平面的世界、空間的世界、宇宙的世界を意識した自分の契機
人間、モビールそのものの存在
ガウディの重力の世界への取り組み
平面を論考するにあたって
人それぞれが身体化している感性や性向への眼差し
平面的世界、空間的世界、宇宙的世界を示すイメージ
空間的世界を意識した契機
平面的世界、あるいは奥行きが遮断された世界
平面的世界の考察
空間的世界あるいは宇宙的世界の考察〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ
4
記念すべき500冊目。けど内容がちゃんと入ってこなかった…。余裕があれば要再読。2014/08/06
Quijada
0
良書(少し文体が固めだけど)。前半の平面では主にP/Nスペース、重心を階調で数値化、空間の属性について論じれれていて、中盤からは建築に移行して空間の重心、仮想境界、尺度、シークエンス等でこっちの方が精度が高く面白い。タイトルに身体とあるように全編に通じて空間を知覚する意思で満ちている(平面も平面の空間性が主だったように思う)。あと、良い意味で著者はモダニストというのが印象に残った。2010/10/13