出版社内容情報
ルーマニア、トランシルヴァニアにあるカロタセグ地方に、今も受け継がれるハンガリー伝統刺繍の数々を集めた1冊。
ルーマニア、トランシルヴァニアにあるカロタセグ地方に、今も受け継がれるハンガリーの伝統刺繍。ビーズ刺繍、イーラーショシュ、カットワーク、ネット編み、クロスステッチなど各地に伝わる数々手仕事を多数、集めました。祭事に着られる刺繍で装飾された民族衣装、部屋を彩る刺繍のしつらえ、教会を飾る刺繍のタペストリーなど、著者が集めた、また現地で出合った品々を紹介。その品々には、それぞれの農村の自然や文化が色濃く映し出されています。冬が長いこの地域では、女性たちは自分で織った布に紡いで染色した糸を使い刺繍を楽しみ、そして暮らしを楽しんできました。作り手を直接訪ね、取材することで、きらびやかな刺繍がどのように今に伝わってきたかを知ることができます。さらに、刺繍に使われている繊細で個性的な図案もカラーで掲載します。カロタセグに伝わる、ハンガリー刺繍をくまなく紹介した1冊です。
1、民族衣装
・肩刺繍のブラウス
・エプロン刺繍
・ビーズ刺繍飾り
・刺繍のベスト
・ネット編み刺繍のボンネット
・ムスイ
・ブイカ
・プリーツスカート
・刺繍のスカーフ
・バートンリカ
・ニットのカーディガン
2、しつらえ
・枕カバー(イーラーショシュ、カットワーク、ネット編み)
・ベッドカバー(クロスステッチ、カットワーク、イーラーショシュ)
3、教会のしつらえ
・タペストリー
【著者紹介】
伝統手芸研究家。ハンガリー文化コーディネーター。大阪外語大学ハンガリー語学科卒業後、ハンガリー政府奨学生としてブタペスト大学フォークロア学科に留学。ルーマニア・トランシルヴァニア地方で結婚、出産。夫とともにトランシルヴァニア各地を巡り、各地の伝統的な手仕事の今を取材、雑誌などで紹介し、日本でトランシルヴァニアの手仕事、農村の文化などを紹介する展示やワークショップも行っている。また自身も伝統刺繍を学び、製作している。
目次
衣装
住まい
枕カバー
ベッドカバー
結婚式のロングクロス
教会
著者等紹介
谷崎聖子[タニザキセイコ]
伝統刺繍研究家、ハンガリー文化コーディネーター。1978年生まれ。大阪外国語大学ハンガリー語学科卒業後、ハンガリー政府奨学生として2年間ブダペスト大学(ELTE)フォークロア学科に在籍する。民俗学者を父にもつ夫、Seres B´alintと共に各地の農村を巡り、手仕事の文化を紹介することをライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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