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クリスタル文庫
普通の男(ひと)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 234p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784415088587
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ある夜コンビニでラス1の赤飯おにぎりを譲ってくれた親切な会社員―それが偶然にも再就職した出版社で光也の企画にケチをつけまくった営業の的場だった。実は元デザイナーで編集経験がなかった光世はそれから奮起、部署違いながら厳しくも温かく指導してくれる的場にすっかり懐いて…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

17
普通・とは。最後ここで終わりなのね。これ当時ファンは「ぬおーっ」となっただろうなぁ。というわけで続巻へ2018/03/20

椿

16
男同士の恋なんて…。自分は普通でありたい、と悩んだ二人が、やっぱり好きだなぁと確信したところで終了。え、ここで終わり?と物足りない。続編あるのか~読みたいなぁ。同じ会社で働く二人は、どうなっていくのかな。2016/02/29

高等遊民志望

9
「普通」って難しい。社会学の講義を思い出した。普通でありたいと思う自分と普通とは何か、疑問を持つ自分。堂々巡りの中で自分なりの答えを出すことが何かを変えるきっかけになるのかな。タイトルからなんとなく期待してなかったけど、期待を裏切られ面白かった!続編も早く読みたい~。2016/02/18

ゆみる

7
初めて同性に恋した2人の男が「普通」という安全地帯を出ることへの恐れや躊躇を感じながらも一歩踏み出すまでのお話です。心の揺れ動きが丁寧に描かれているためドラマチックな展開はなくても十分に面白かったです。本の編集や営業・流通の仕組みが詳しく描かれているので、職業モノとしても楽しめました。ただ、的場が途中で何度も「普通とは?」と問い直すのですが、繰り返しが少々くどい割に回答が凡庸で(リアルといえばリアルですが)若干テーマの掘下げ不足を感じました。これからというところで終わっているので続編を読みたいと思います。2015/04/22

Mixx

6
『妖奇庵~』からの榎田ユウリさんからの榎田尤利さん。 BLなんだよねー、と思いながら読みはじめたけど、こっこれは…一言でいうと「好き」(*ノωノ) エロ満載の妄想暴走BLとは違って、悩んだりイライラしたり、そしてやっと恋を認めるまでのお話がなんとも可愛い。30代男二人のお話が可愛い。「もっと下さい」ってなるやつ笑 榎田さんファンには「今さら?!」かもだけど、はやく続きを読みたい~~ 詳しくないんだけど、ユウリさんになってからはもうBLじゃない方にシフトされたのかな? 過去作あさるか・・2019/01/26

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