影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか (第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 469p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784414304169
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0011

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内容説明

著者は、セールスマン、募金勧誘者、広告主など承諾誘導のプロの世界に潜入。彼らのテクニックや方略から「承諾」についての人間心理のメカニズムを解明。情報の氾濫する現代生活で、だまされない賢い消費者になると共に、プロの手口から人を説得するやり方を学ぶ。

目次

第1章 影響力の武器
第2章 返報性―昔からある「ギブ・アンド・テーク」だが
第3章 コミットメントと一貫性―心に住む小鬼
第4章 社会的証明―真実は私たちに
第5章 好意―優しい泥棒
第6章 権威―導かれる服従
第7章 希少性―わずかなものについての法則
第8章 手っとり早い影響力―自動化された時代の原始的な承諾

著者等紹介

チャルディーニ,ロバート・B.[チャルディーニ,ロバートB.][Cialdini,Robert B.]
米国を代表する社会心理学者の一人。現在、アリゾナ州立大学教授。社会的影響過程、援助行動、社会的規範などに関する数多くの業績で学界をリードしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

83
おもしろすぎる。溢れる情報、拡大し続ける選択肢と知識の爆発的共有、現代文明を著者は「新奇性、一過性、多様性、加速性」の時代と表現する。複雑さを増す現代社会において何を選び何を捨てるかを決定する最も信頼の高い簡便な方法として我々が無意識に採用する原理。即ち「返報性、コミットメント、社会的証明、好意あるいは友愛の感情、権威からの命令、希少性の情報」などである。認知の過剰負荷から解放するためのこれらの簡便な意思決定集システムは時として搾取者にとって影響力の武器として悪用されることがあるのだ。2013/11/09

えちぜんや よーた

67
朝鮮戦争時に中国人民義勇軍がアメリカ捕虜兵に対して行った、共産主義への思想改造方法について。1.非常に穏やかな反アメリカ的な発言をさせる 2.アメリカはどう完全でないのか自分で説明させる3.完全でない点のリストを作らせ、捕虜仲間の前で読ませる4.中国側は反米ラジオ放送でリストを作成した捕虜の名前を読みあげる5.捕虜は敵への「協力者」であるとし自己イメージを作り変える6.やがて捕虜は自ら共産主義の良い点を語る(ポイント)意思決定に参加させる・小さいことから始めてそこから築き上げるL(・o・)」 オーマイガ2013/03/19

桜もち

63
なんでこんな決定をしてしまったんだろうと我ながら思うことがある。料理教室入会時に思いもよらず製パンコースも合わせて契約してしまったり、サービスされたらお返ししたくなったり。還付金詐欺だってそう。その理由がこの本に書かれていて目から鱗。強い力でしかもそれに気づかせないで承諾を誘導する技術は知っておくべきだと思う。インフルエンス・リテラシーということか。影響を与える側に立てば、目標達成や自分の利益を得られ、悪用することもできる。影響を受ける側に立てば、自分が望まない決定をしないために防御することもできる。2017/03/18

茉莉花

34
やっと読み終わりましたー!分厚いので読み終わるのに時間が掛かりましたが、時間を掛けてでも読む価値は十分にありました!この一冊で「人はなぜ動かされるか」の心理を網羅してると言っても過言ではないです。読んでいて「あぁ、この方法で騙されていたのか、こりゃ騙されるわ」と納得させられること、新たな発見等が見つかりました。特に自分の中で一番グサッときたのは「バカの一貫性」です。一度やってしまったら、もう後には引けないと思ってずるずる続けてしまうことは「信念を貫き通す」ことではなく「愚かな一貫性」に気づかないことでした2015/11/21

小木ハム

26
折り返し地点の500冊目。人間の心理原則を豊富な事例で楽しく学べる。情報過多の現在において人は″選び疲れ″をしており、無意識の簡便法(高い=善い、専門家の言葉=信用できるetc)で半ば動物的に反応している。そんなわけで悪徳商法や犯罪に利用されているものも沢山ある。武器とする以上に、自衛の為に一読しておいて損はない。何となく話が良からぬ方向へ進んでる事を察知したとき、一旦その場を離れ深呼吸してこう唱えるのだ『大丈夫、私は影響力の武器を読んでいる』2020/05/07

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