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内容説明
東京・NY・パリ…のアパートの間取りの違い。続き間・縁側・通り庭…狭い日本ならではの工夫。比べてわかる住まいの人間関係学。
目次
1 日本の「間取り」とその変遷(マンション、団地…集合住宅に見る、日本人の暮らしの変化;江戸の武士住宅からつづく、日本住宅の古きよき伝統;間取りから浮かび上がる、暮らしの知恵としきたり)
2 「間取り」の世界地図(比べてわかる、世界の家族観、生活観…のちがい;日・米・英…大富豪の邸宅の間取り)
著者等紹介
服部岑生[ハットリミネキ]
1941年愛知県生まれ。千葉大学大学院自然科学研究科教授。千葉大学副理事。工学博士。東京大学工学部卒業。日本と世界の建築デザイン研究の第一人者として、日本建築学会総務理事等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
224
そろそろ引っ越しするので読んでみた。どちらかというと間取りにまつわる歴史が多かったけど、今の間取りの由来とかがわかって面白かった。2016/07/10
くろまによん
10
意外だと思ったこと。「畳」が一般庶民に普及したのは江戸時代中期、農村に至っては明治以降。アメリカにおける「リビングルーム」は大人の社交の場であり、子供は入れない。子供がいるべきなのはファミリールーム。「LDK」は戦後に生まれた発想。 この辺にまったく関心がなかったため、新たな知識ばかりで面白い。2014/08/12
てくてく
7
世界地図とタイトルにあるので、アフリカあたりまでの各国の間取りがあるのかなという期待をしてしまった。実際には、日本がメインで、それにアメリカとヨーロッパの間取りが比較として取り上げられている程度。ただし、南向きにこだわるようになった近代以後の日本とは異なり、北向きが好まれる国。窓から緑を見ることにこだわる国およびそれに基づく間取りが紹介されていて、間取り好きとしては堪能できた。2016/05/18
ふう
6
実例が浅く狭く、あまり興味をかき立てられる内容ではなかった。江戸時代にしろ明治に入ってからにしろ、日本各地にさまざまな屋敷が建てられていたはずで、テレビ番組などでさまざまに紹介されているものを知っているだけに、これでは不十分。タイトルの「世界地図」、つまり第二部はさらにひどい。以前民博で韓国の普通のおうち1軒分の展示、という企画があったとき、種々雑多なものを通して生活が見えてくる面白い企画だと感心した。ここに挙げられた例は「世界」と銘打つにはあまりに狭く、おざなりで、企画倒れとしかいいようがない。2015/05/31
danskblomst
2
あー言われてみればそうかも程度。もう少し詳しく知りたかったなぁ。2010/12/23