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内容説明
戦さを左右し、旅の日程を決め、大名から庶民まで、あらゆる指針となっていた暦。暮らしに息づく先人の知恵を繙く。
目次
1章 旧暦のなりたち(旧暦と陰陽五行説;暦と方位)
2章 日本の暮らしと旧暦(暦注を読み解く;日本の四季を暮らす ほか)
3章 旧暦の歳時記(江戸時代の暦;日本の習わし)
4章 暦の歴史を繙く(暦の誕生;暦の広まり)
著者等紹介
大谷光男[オオタニミツオ]
1927年、東京都杉並区生まれ。早稲田大学文学部史学科(旧制)卒業。古代史専攻。二松学舎大学名誉教授。現在・大東文化大学東洋研究所兼任研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
9
●古希:70歳、杜甫の「人生70年、古来希なり」からきている 喜寿:77歳、喜の草書体の略字が七十七と似ている 傘寿:80歳、傘の俗字が八十と分けるところから 米寿:88歳、八十八を一字にすると米となるところから 卒寿:90歳、卒という字の略字が卆で九十と読めるから 白寿:99歳、百という字から一を引けば白という字に なるところから 上寿:100歳。中寿は80歳、下寿は60歳。 ・・・本文より 2020/02/22
sun
3
天文学と占いの混ざった物。との認識。おおらかであれば心配はない。2014/02/04
音樹
1
現在当たり前の様にある暦も、時代の文化、自然環境の影響を大きく受けて成り立っている。2019/11/25
びっぐすとん
1
108円本。今でもカレンダーに記されている「先負」とか「赤口」とか意味がわかりスッキリ。「仏滅」が本来は葬式も忌まなければならないなんて知らなかった。暦や占いが多すぎて暦通りに吉凶を信じてたら、がんじがらめで生活出来ないな~。お風呂なんて月に何回かしか入れない・・。一度読んだだけではとても覚えきれないので、これからは折に触れ読み返してみようと思う。2016/11/27
ウララ
1
日めくりに書いてある、十干、十二支、二十四節気、六曜の説明。二十四節気以外はその日の吉凶を占うのに使われていて、日によって悪い方角とかしてはいけないことがあり、めんどくさいな、と私は思ってしまう。月に関する話が一番おもしろかった。朔日は細い三日月を見て、そこから遡って知った日なのでそうなったそうだ。2014/08/01