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内容説明
「九つ」ってのは、何どきだい?江戸の経済、吉原の遊び、長屋の暮らしを、熊さん、八つぁんがご案内。
目次
第1章 八つぁんは、どんな暮らしをしていた?―長屋の生活と庶民の日常(時そば;粗惣長屋;長屋の花見;崇徳院;火事息子)
第2章 吉原の表と裏を覗いてみると…―遊廓での遊びと、独特な決まりごと(明烏;錦の袈裟;品川心中;富久)
第3章 若旦那も与太郎も、歌舞伎に夢中!―庶民の娯楽と流行事情(蛙茶番;千早振る;目黒のさんま;大山詣り)
第4章 熊さんといえば、大工と相場は決まってる―江戸っ子の生業と財布の中身(たがや;百年目;厩火事;三方一両損)
著者等紹介
中込重明[ナカゴミシゲアキ]
1965年東京都生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、法政大学講師。落語や講談といった舌耕文芸の原話を中心に、研究を重ねている。週に何度も寄席に通う一方、著述、講演など精力的に活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜井青洲
1
落語に興味を持ちそれなり演目を知り始めて読むにはもってこい。タイトル通り落語を通じて文化や風俗を丁寧に開設され知ることが出来る。演目別に4つのジャンルで計17編が紹介されているがそれぞれジャンルで関連する演目も紹介され、この一冊で相当の演目を知ることが出来て落語、江戸文化に興味持った。多くの文献からまとめられ学術的研究ながらこれだけ読みやすくまとまっているところに著者の作品をさらに挑戦したいと思った矢先、早くに亡くなっているようでさらなる作品を期待したゆえに非情に残念でならない。2014/09/01
ゆるり
1
時そばの一文は今で言う30円ぐらいとか、貧乏長屋の家賃は裏路地ワンルームで12000円ぐらいとか、品川心中にみる風俗、特に吉原の構造と遊女の格付けエトセトラエトセトラ、興味深いトリビアで一杯の良著。2012/05/29
koishikawa85
0
中込重明は監修とあるが、実際にどのくらい著作にかかわったのだろうか。横丁の意味や、長屋の構造などがわかったのが収穫。2016/01/24
ワーギナー!!
0
へーっていいながら読んでた普通に面白かったけど別にお勧めはしない2013/03/07