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内容説明
純愛、不倫、嫉妬、同性愛…女は昔から積極的だった。タブーと愛欲にいろどられた禁断の書。
目次
１ “性の饗宴”から始まった第一夜
２ アラブの砂漠で育まれた妖しい物語
３ “美しさ”を競いあった女たち
４ “してはいけない”タブーで燃え上がる
５ 激しい嫉妬がもたらした悲劇
６ 月夜の下でふくらむ妄想の世界
７ ハーレムで繰り広げられた同性愛
８ 歴史に名を残すあまりに残酷な話
９ 男の運命を狂わせた悪女たち
１０ 夜の生活を彩るさまざまな秘伝
１１ 千一夜目の夜はどう明けたか
著者等紹介
浅野美和子［アサノミワコ］
作家。富山大学文理学部文学科卒業後、北日本新聞社に入社。同編集局文化部記者を経て、主にテレビドラマの小説化を手がける。これまで、『真昼の月』『協奏曲』『卓球温泉』『渡る世間は鬼ばかり』『恋を何年休んでますか』『しあわせのシッポ』など、作品は約四十作にのぼる。その卓越した心理描写には定評があり、多くのファンを抱えている。また、エッセー『みわ子の人生模様』、小説『樫の木の家』など、多彩且つ精力的な執筆活動を展開している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杜のカラス
24
「千夜一夜物語」、その名は、なぜか良く知っている。少しは、呼んだことはある。続けて、そんな読み方ではない。文庫本に、確かに、そんなシリーズ的にあるのは新ている。一度、読んでみたいと思う、断片的に、著者が、こんな本ですよ、物語ですよと言ったところで、読書は、概括的に、「えぇそうなんですか。」で終わってしまう・日本語訳にせよ。外国文学は、よまないと、しあｋし、それは日本文学なのだ。日本人にわかるように、意味を変えている。変えないと理解できない、それで本質的なことは変わってしまう。それが残念。アラビア語は無理2023/08/17
下良
1
千夜一夜の物語の中には、女性の過剰な欲望だけでなく、性の饗宴、美しさの競い合い、タブー、嫉妬、妄想、同性愛そして悪女の話も多く含まれている。そして、シェラザードの語った千夜一夜物語りは千一の話が終わった時、3年の間に生まれた三人の子供がいることを王に告げ、王は殺すので半句感激し結婚に至るという結末で締めくくられる。 モハメッドは、「心」は真に人間の一切を支配するものと言い、「一番の不幸」とは、肉欲に支配されてその心が宙に浮いている人という。富も才も貸し与えられたもの、人が本当に持っているのは心だけという。2018/02/10
ヒシヨッシー
1
男が夢中になると書いてますが特にそんな内容でも無いと思います。アラビアンナイトの世界観が何となく見える入門書みたいな感じでしょうか。男女共に見た目が全てだったり、嫉妬深かったり、男尊女卑の価値観の割に女性は実はやりたい放題だったりとこの物語の人たちの特性が見えてきます。ムスリムの一も見えるかも。2015/02/17
