スマート・イナフ・シティ―テクノロジーは都市の未来を取り戻すために

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スマート・イナフ・シティ―テクノロジーは都市の未来を取り戻すために

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  • サイズ 46判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409241493
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C1036

出版社内容情報



ベン・グリーン[ベングリーン]
著・文・その他

中村 健太郎[ナカムラケンタロウ]
翻訳

酒井 康史[サカイヤスシ]
翻訳

内容説明

AIを駆使したスマート・シティ計画。夢の技術によって都市の問題はすべて片付くのだろうか?我々は技術がすべて解決という「テック・ゴーグル」をつけたテクノロジーの伝道者に踊らされていないだろうか?本書は、スマート・シティの背後にある政治性を明らかにし、テクノロジーが都市の統治と生活に与える無数の影響に光を当てることを目的としている。多くの失敗例や危険性を明らかにしながら、技術を適切に利用した、公正で民主的な都市のあり方を、行政に詳しい著者が提言する。行政職員はもちろん、現代の都市に住む全ての人々に贈る話題の書。

目次

1 スマート・シティ―水平線上の新時代
2 住みやすい都市―テクノロジーの限界と危険性
3 民主的な都市―テクノロジーの影響に関する社会的意思決定
4 公正な都市―機械学習の社会的、政治的基盤
5 責任ある都市―テクノロジーによる非民主主義的な社会契約を回避する
6 革新的な都市―都市行政における技術的変化と非技術的変化の関係
7 スマート・イナフ・シティ―過去からの教訓と未来にむけたフレームワーク

著者等紹介

グリーン,ベン[グリーン,ベン] [Green,Ben]
ミシガン大学ソサエティ・オブ・フェロー博士研究員。ジェラルド・R・フォード公共政策大学院助教授。ハーバード大学で応用数学の博士号を取得。アルゴリズムの公正さ、人間とアルゴリズムの相互作用、AI規制を中心に、政府のアルゴリズムがもたらす社会的・政治的影響について研究を行う。ハーバード大学バークマン・センターにてアフィリエイト、民主主義とテクノロジーセンターにてフェローを兼任

中村健太郎[ナカムラケンタロウ]
1993年生まれ。NPO法人CHArプログラマ、東京大学学術専門職員を経て、東京大学大学院学際情報学府に在籍

酒井康史[サカイヤスシ]
1985年生まれ。日建設計/デジタルデザインラボを経て、MIT Media Lab博士課程兼リサーチアシスタント。人とテクノロジーの関係を探りつつ、“都市という機械”を対象に研究する。分散ヴァージョン管理システムや新しい民主プロセスを参照し、建築や都市における集団的合意形成をサポートするシステムの開発に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Pustota

6
テクノロジーによる効率化で、都市の問題は一発解決! そんなうまい話に潜む罠。問題の単純化は、真の問題解決にならないどころか、取り返しのつかない別の問題を引き起こすことがありえる。テクノロジーとの向き合い方について、多くの示唆を与えてくれる本だった。2023/02/20

ダイトウ産

5
スマシ嫌いの人が技術をただただ批判。あまり、建設的でない本。翻訳本だからか読みにくいが、話もダラダラ長い、中味がない類の本でした。 技術に立脚するスマシは現実を考えると中々適用できない、全ての人を公平にしようとする行政の観点から言えば、制約条件が多く、どれも捨てれないので、最適解を得ることができないという当たり前の話から始まり、政治テックは政治に興味ある人に力を与えるだけや、機械学者は差別を増幅するや、ビッグデータは個人情報を暴くなど、既出の話ばかり。政治家のスコアリング等の飛んだアイデアは無し。残念。2024/02/29

じーーーな

4
自動運転や予測警備などのテクノロジーに立脚したユートピア的な「スマート・シティ」の近視眼的な性格に警鐘を鳴らし、その代わりに、テクノロジーを活用しつつも政治的な課題から目を背けない「スマート・イナフ・シティ (十分にスマートな都市)」を提唱する。テクノロジーの導入のために切り捨てられた政治的プロセスこそ重要な可能性。テクノロジーそのものよりも、それを通じて民主主義や公正さといった都市の価値を向上させるのだという目的意識こそが大事なのだという話。2023/07/13

Jagrass03

3
スマートシティの胡散臭さを喝破するだけでなく、別のあり方を提言する前向きな本。「地道な根回し」は旧態依然として槍玉にあげられがちだが、そうしたものを排除せず、かといってテクノロジーも否定せず、より持続的なあり方を模索する姿勢に誠実さを感じた。2022/12/29

YuYu

3
スマート・シティは都市の社会問題があまりに複雑で価値中立的な答えが存在しないのに、問題をテクノロジーという効率化や最適化の問題にすり替えてしまうことに実例と共に問題提起している。 新しく提唱するスマート・イナフ・シティはテクノロジーに合わせるのではなく、社会のニーズに応え、政策をすすめるためにテクノロジーを導入することが求められる。2022/12/25

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