内容説明
2005年におけるパリの暴動後に書かれた、フランス社会学の泰斗による迫真の分析。街を揺るがした、くずどもの怒りの理由は何か。
目次
第1章 都市問題―都市を分離する論理の出現(社会問題か、都市問題か;十九世紀の都市―社会的悲劇の舞台;社会的なもののふたつの顔―個人の保護と社会の防衛;社会住宅―個人の保護と社会の防衛の総合;大規模住宅団地―反都市;棄て置き;外郊外化;ジャントリフィケーション;壊れる都市)
第2章 都市に対処する政策―社会的混合の名における遠隔作用による住居対策(都市政策の内容、哲学、方式;住民、媒介者、住居;社会的混合という理想;なぜ混合なのか;都市のための解決の切り札か;社会的混合について語られざること;遠隔作用のほうへ;過渡期―契約の時代;契約から「指数による統治」へ;「遠隔作用」のほうへ)
第3章 都市を擁護する政策―移動性を促し、居住者の実現能力を高め、都市を結集するために(混合を課すより移動性を促すこと;居住者たちの実現能力を高めること;都市を民主化するために再結集すること)
結論―都市の精神
著者等紹介
ドンズロ,ジャック[ドンズロ,ジャック][Donzelot,Jacques]
1943年生。フランスの社会学者
宇城輝人[ウシロテルヒト]
1967年生。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、福井県立大学准教授。専門は社会学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Mealla0v0
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保山ひャン
keepfine
抹茶ケーキ