科学文明の「信」を問う―存在・時間・生命の情理

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科学文明の「信」を問う―存在・時間・生命の情理

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409040614
  • NDC分類 404
  • Cコード C1012

出版社内容情報

歯止めなく肥大化、巨大化していく科学技術の専制の嵐! 果たしてわれわれに未来はあるのか。

内容説明

20世紀があらわにした「核」の脅威、環境汚染、貧富の格差と強烈な金銭支配の現実、そのすべてが21世紀に持ち越されている。そこに底流しているのは、宇宙と世界の果てから日常生活の隅々まで容赦なく知的な覇権をとなえる現代科学技術のもつ恐ろしいまでの無限可能性である。存在の不安と終末への予感に満ちたこの変わりゆく世界のなかで、不易の「智慧」と「信」の重要性をさまざまな局面で切り取り、「科学と宗教」を真っ向から論じた現代文明論。

目次

序 現代文明の運命
1 合理主義からニヒリズムへ
2 「色即是空」―存在の情理
3 「諸行無常」―時間の情理
4 「一切衆生悉有仏性」―生命の情理
補論 「核」をめぐる現代人の信と不信

著者等紹介

河原宏[カワハラヒロシ]
1928年(昭和3年)、東京生まれ。1959年、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。政治学博士。現在、早稲田大学名誉教授。専攻、日本政治思想史
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感想・レビュー

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Humbaba

6
力そのものには良いも悪いもない。それを良いものとするか、それとも人々を不幸へ誘うものとするのかは、その力が振るわれる方向による。科学技術についてもそれと同様に大きな力であり、それ自体には良いも悪いもない。最初は抑止力であったはずのものも、やがては実際に力をふるい、人を苦しめるものへと変わってしまうかもしれない。2014/06/19

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